10月24日(金)東京・中野区東中野にあるGRABAKAジムにて、横田一則(GRABAKA)が公開練習を行った。横田は11月1日(土)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)主催『戦極〜第六陣〜』の「ライト級GPシリーズ2008準決勝戦」で廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)と対戦する。
GP1回戦のボーヤン・コセドナー戦では、コンディション不良から本調子にはほど遠い試合を見せてしまい、また試合後のマイクアピールでは「昨日は絶好調だって言ったんですが、本当は怪我をしていて全然練習できませんでした」と“言い訳”してしまった横田。
しかし今日の公開練習で小池秀信を相手に総合形式の軽めのスパーリングを見せた横田からは「今回は言い訳できないくらい調子が良いです。
前回の試合は怪我があって、試合の1週間前にやっと打撃のスパーリングが出来るようになって、寝技はぶっつけ本番だったんです。でも今はデビューしてから1番練習が出来ているというくらい練習してます」と絶好調宣言が飛び出した。
実は横田はこの試合に向けて「僕はGRABAKAでも佐々木さんと並ぶ酒好きで、酔っ払ってここではあまり言えないような失敗もたくさんいしているんですが(苦笑)、次の試合に向けて全く飲んでません。あとお酒だけじゃなく炭酸飲料も好きで、いつもは毎日1.5リットルくらいは飲んでいたんですが、これももうやめました」と6週間にも及ぶ禁酒&禁炭酸を敢行。こういった日々の節制もコンディションの向上につながっているという。
同じく公開練習を行った佐々木有生も「(横田は)言葉に出来ない強さがありますよ。体の使い方やバランスが凄く良くて、スピードもある。持って生まれたものと努力を積み重ねてきたものがあって、正直うらやましい(笑)。練習をしていても嫌になるし、対戦相手はかなり嫌でしょうね」と横田の実力に太鼓判を押す。
対戦相手の廣田の映像に関しては「修斗の中蔵戦、ケージフォースの試合、色々と見ました」という横田は「右のパンチが強いですよね」と、1回戦でライアン・シュルツを倒した廣田の右のパンチを警戒する。しかし「寝技もないし、右だけじゃないですか」と廣田の実力を一刀両断! さらに久々のビッグマウスで廣田戦への自信を語った。
「ハン・スーファンには一発をもらっちゃいましたけど、自分は今までの試合で顔が腫れたことがないんです。シュートボクシングでファディル・シャバリ(※オランダの強豪キックボクサー。クラウスやドラゴにも勝利している)と試合をした時も顔にパンチをもらわなかったし。
廣田選手は俺の意識がなくなるくらい殴ると言ってますけど、試合中は廣田選手の意識にないくらい俺は遠くにいると思いますよ。廣田選手のパンチは俺には当たらない、かすりもさせない自信があります。
(廣田の公開練習での発言に腹が立った?)そういうわけじゃないですけど、色々と言われたんで、俺も言おうかなと(笑)。まあでもあの後に廣田選手の試合の映像を見ましたけど、あれじゃあ俺にパンチは当たらないですよ。まあ右だけは気をつけないといけないなと思いますけどね」
逆ブロックでの勝ち上がりを「あっさり勝つなら北岡選手、フルラウンドやったら光岡選手じゃないですか。ただ北岡選手が一瞬で勝って決勝に来るのは嫌なんで、フルラウンド戦って疲れている光岡選手とやりたいです(笑)」と予想した横田。
その上で「ただ僕は早く倒そうとは思ってないです。前に一発を狙いすぎて失敗もしているんで、勝ち急ぎはしません。ちゃんと5分6R戦い抜く練習もしてますしね」と2試合フルラウンドで戦う心積もりはある。
トーナメント優勝の先に待っているのは五味隆典(久我山ラスカル)とのタイトル戦。横田は誰よりも先に五味との対戦を熱望してきた選手で「自分は五味選手と戦いたくて戦極を選んだ。五味選手は日本でトップだと思うし、まだ日本人は誰も勝ってないじゃないですか。
だから自分が(五味を)倒したいという気持ちは強いです」と五味戦へのこだわりは強い。しかし「もし(五味が)ワンマッチで負けたらどうなるんだろうなあとは思いますけど…まずは自分。1日2試合も戦うわけだし、五味選手の試合のことは意識してません」とあくまでトーナメント優勝に照準を絞っている。
「今日、電車に乗っている時に、ふと僕と佐々木さんが優勝して2人でリング上にいる姿が頭に思い浮かんだんですよ。そうやってGRABAKAの強さを実現させたいし、11・1はGRABAKA祭りになるような日にしたいです」と横田。この言葉は現実のものになるか?
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第六陣〜」
2008年11月1日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼ライト級 ワンマッチ
五味隆典(久我山ラスカル/PRIDE初代ライト級王者)
VS
セルゲイ・ゴリアエフ(ロシア/MMA BUSHIDO)
▼ミドル級GPシリーズ 2008 リザーブマッチ
竹内 出(SKアブソリュート/第7代ミドル級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
ジョー・ドークセン(カナダ/チーム・エクストリーム)
▼ライトヘビー級 ワンマッチ
キング・モー(アメリカ/チーム・クエスト)
VS
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼ライトヘビー級 ワンマッチ
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/チーム・ノゲイラ)
VS
モイス・リンボン(フランス/ヨーロッパ・トップチーム)
▼ライト級GPシリーズ 2008 準決勝戦
北岡 悟(パンクラスism)
VS
光岡映二(和術慧舟會RJW)
▼ライト級GPシリーズ 2008 準決勝戦
横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者)
VS
廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場/第2代ケージフォースライト級王者)
▼ライト級GPシリーズ 2008 決勝戦
北岡×光岡の勝者
VS
横田×廣田の勝者
▼ミドル級GPシリーズ 2008 準決勝
中村和裕(吉田道場)
VS
佐々木有生(GRABAKA)
▼ミドル級GPシリーズ 2008 準決勝
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
VS
シアー・バハトゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデングローリー)
▼ミドル級GPシリーズ 2008 決勝戦
中村×佐々木の勝者
VS
サンチアゴ×バハトゥルザダの勝者
▼ライト級GPシリーズ 2008 リザーブマッチ
ホルへ・マスヴィダル(キューバ/アメリカ/アメリカン・トップチーム)
VS
ハン・スーファン(韓国/CMA KOREA/第4代DEEPライト級王者)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(SS席)17,000円 ※特典付
S席12,000円 A席7,000円
※全席指定・消費税込
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
戦極 テレビ東京放送スケジュール
●「戦極G!」
毎週日曜日 24:35〜25:00
10月26日=ライト級・ミドル級GPFINAL 決戦直前特集
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