3月21日(土)都内ホテルにて、東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催されたワールドビクトリーロード『戦極〜第七陣〜』の一夜明け会見が行われた。会見には昨日の大会の勝者、國保尊弘代表が出席した。
会見に出席したフェザー級GPの勝者6名は昨日の大会を振り返り、以下のように挨拶。(※マルロン・サンドロ、ロニー牛若はフライトのスケジュールにより欠場、大会広報からコメントが読み上げられる) 「まずこのチャンスを与えてくれた戦極の主催者に感謝している。素晴らしい舞台で素晴らしいフィニッシュが出来てうれしく思っているよ。これまで色々な大会に出場してきたけれど、これだけプロフェッショナルな大会は初めてだった。その中の一員になれたことがうれしい。また5月に帰ってくるのが楽しみだよ」(ニック・デニス) 「昨日は初の日本での試合ということで緊張してしまった。相手の山田はグラップリングが素晴らしかったけれど、自分は全く怪我はなかった。大会後にチームメイトたちと乾杯し、元チームメイトのジェームス(・トンプソン)も来て、朝の7時くらいまで飲んでいたよ。2回戦に勝ち上がった選手は誰もが強い選手だけど、特に日沖とサンドロは印象に残った。もし彼らと試合をすることになればタフな試合になると思う。ただし自分は誰とでも決められた選手と戦うのみ。そのためにもっと練習していい試合をしたいと思う」(ロニー牛若) 「この大きなチャンスを与えてくれて関係者には感謝しています。優勝候補のキム・ジョンマンが脱落して怖い相手はいない。ただし自分は弱い選手と試合をして優勝するつもりはない。強い選手と戦わせて欲しいと思う。思い切りのいい試合をして生き残りたいと思う」(ジャン・チャンソン) 「自分の試合の前に日本人が負けていて、日本人として勝たなきゃいけないというプレッシャーの中でリングに上がりました。ジョンマン選手は体が強く、パンチや蹴りの手応えがあったんですけど攻撃が効かなくて、自分の手や足が痛いです。最後は決め手に欠けて膠着してしまい反省しています。次はきっちりと一本やKOを狙って戦います」(金原正徳) 「昨日のジャガース戦では今まで頑張ってきた成果を出せたと思う。これからもトレーニングを続け、ファンに喜んでもらえる試合が出来るように頑張る」(マルロン・サンドロ) 「昨日は強い選手に勝てて良かったと思います。次も光を消します。自分は戦極のフェザー級が世界1だと思ってます」(小見川道大) 「日本に滞在している間、手厚く面倒を見ていただいて本当にありがとうございます。自分の憧れの門脇に勝つことが出来てとてもうれしい。またファンを楽しませる試合をしたい」(ナム・ファン) 「このような戦いやすい舞台を作っていただきスタッフの方には感謝しています。この機会を与えてもらい、色々な関係者と知り合うことができていい経験になりました。2回戦もしんどい展開になると思います。ここで浮かれることなく、また強い自分を作っていきたいと思ってます。ファンの皆さんの声援が力になって勝利につながりました」(日沖発) 挨拶の後、会見は質疑応答へ。ここで記者から2回戦で戦いたい相手について質問が上がると、ほとんどの選手が具体的な名前を口にしない中、チャンソンだけは「名前を挙げたからといって実現するかどうかは分からないけど、金原と対戦してジョンマンの敵を討ちたい。 またこのGPで一番強いのは日沖。自分はこの中で一番弱い選手だと思っているので、一番強い日沖と戦いたい」と日本人2選手を指名! 金原、日沖の2選手はそれに具体的に応じることはなかったが、2回戦での日韓戦の実現の可能性もありそうだ。フェザー級選手の質疑応答は以下の通り。 ーーフェザー級GP1回戦の試合を見て、印象に残った試合はありましたか?
デニス「それはとても難しい質問だ。すべての試合が素晴らしかったし、一つを挙げるのは難しいね」 チャンソン「一番最初に試合をしたニックの試合が一番印象に残っている。スピード感のある試合だった」 金原「あんまりゆっくり見てないんですけど、唯一試合を見たのが日沖選手の試合でした。大人というか優勝候補の試合で驚きました」 小見川「自分も全試合見たわけではないんで、後でゆっくり見ます」 ファン「デニスの試合からGPの試合は全て素晴らしかったと思う。その中でもサンドロの試合が印象に残っている。立った状態のままで肩固めを極めるのは難しいからね。彼はすごいなと思ったよ」 日沖「みんな素晴らしい試合だったと思います。その中で僕もサンドロ選手の落ち着きぶりが印象に残っています。冷静で慌ててないなと思いました。あの試合が完璧かと言われたらそうじゃないと思いますけど、冷静でいい試合だったと思います」 ーー2回戦で戦ってみたい相手はいますか? また次の試合までの一ヶ月間でどんな練習をしたいですか?
デニス「特に自分が対戦相手を選択したくはない。それぞれに違った魅力や強さがあるんで選ばれた選手と戦うよ。そして対戦相手が決まってから戦略を練ようと思う。練習内容に関しては出稽古をせず、地元でトレーニングをする予定だ。自分は学校に通っていて、仕事もしているんで、いつも通りに練習をしていこうと思っている」 チャンソン「名前を挙げたからといって実現するかどうかは分からないけど、金原と対戦してジョンマンの敵を討ちたい。またこのGPで一番強いのは日沖。自分はこの中で一番弱い選手だと思っているので、一番強い日沖と戦いたい。特別なトレーニングは決まっていないけれど、KTTで頑張ろうと思う」 金原「(チャンソンの発言を受けて)僕も後輩の山田君が負けているんで(牛若と戦って)敵を討ちたいという気持ちがあります。ただみんな強い選手なんで、いい試合ができるように練習したいと思います。今の練習環境は充実しているので、日本で日本の力を5月に見せられるようにしたいと思います」 小見川「特に戦い相手はいないです。みんな素晴らしくていい選手なんで当てられた選手とやるだけです。今、吉田道場が充実しているんで、出稽古は考えてないです」 ファン「誰とやっても危険な相手で光栄だと思う。地元の自分のアカデミーでジムの生徒やチームメイトと練習したい」 日沖「誰と戦いたいというのは特にないです。ファンが望まない限りは日本人同士でやる必要はないのかなと思います。現実的に今の状況で練習で変えられる点はどんどん変えていこうと思います。また出稽古も海外を含めてチャンスがあればやりたいと思います」 ーーチャンソン選手はニックネームがゾンビだそうですが、デニス選手が映画ゾンビの大ファンだということは知ってますか?
チャンソン「(思わず苦笑いを浮かべて)何と答えればいいのか分からないけれど、もし僕と試合をする時に銃は使わないよね?」 デニス「もちろん、使わないよ(笑)」 ーー日沖選手、大会前から海外でのサイトでは日沖選手が優勝候補に挙げられ、大会が終わってもそれは変わっていません。自分が優勝候補だという自覚はありますか?
日沖「いえ、まだ自分を優勝候補だとは捉えてないです。1選手の1人です」 なお2回戦の組み合わせについて國保代表は「これまでファン投票という形をとったことはないですけど、HPのBBSの書き込みや事務所にかかってくる電話の意見は参考にしています。(抽選会の可能性は?)もう一度、選手たちを日本に集めるのは難しいと思うので大変なのかなと考えています」と話した。 ★キング・モーインタビューはこちら
★日沖発インタビューはこちら ★“スーパー高校生”山田哲也インタビューはこちら ワールドビクトリーロード
「戦極〜第八陣〜」 2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館 開場14:00 開始16:00 <フェザー級GP2回戦 出場選手>
日沖 発(日本/ALIVE) 小見川道大(日本/吉田道場) 金原正徳(日本/パラエストラ八王子) マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン)
ジャン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT) ナム・ファン(アメリカ/Ma Duアカデミー) ニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA) ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン) <ワンマッチ出場選手>
レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン) <チケット料金> VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 吉田秀彦柔道教室
第32回「VIVA JUDO!」 2009年4月19日(日)埼玉・川口吉田道場川口柔道クラブ 受付開始9:30 開始10:00 <対象者> 満3歳〜6歳までの園児と保護者1名(男女・柔道経験不問) ※子供一人につき保護者1名参加 ※事前に参加申し込みされた方のみ <定員> 30名(15組30名) ※定員になり次第募集を締め切る。 ※参加可能な場合、連絡はなし。参加できない方のみ電話で連絡 ※女の子はTシャツを持参 <参加予定講師> 吉田秀彦、瀧本誠、中村和裕、小見川道大、ほか <参加費用> 無料 ※柔道着の無料貸し出しもあり <場所> 吉田道場川口柔道クラブ 埼玉県川口市川口5−8−10 最寄り駅 京浜東北線「川口」駅より徒歩10分 <問い合わせ>
ジェイロック=TEL:03−5485−5555 FAX:03−5485−7777 担当:深澤 吉田道場公式HP:http://www.yoshidadojo.com/ja/
J-ROCK HP:http://www.j-rock.jp/pc/index.html
●戦極2009年度スケジュール 5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場
代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦 8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 ※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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