4月20日(月)東京・八王子市にあるパラエストラ八王子にて、金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)が公開練習を行った。金原は5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第八陣〜』の戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUNDでジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)と対戦する。
まず初めに3分1Rのスパーリングを行った金原。対戦相手のチャンソンは突進しながらのパンチを得意としている選手だけに、「あの突進を止めることを意識しています」という金原は、強烈な右ローを何度も打ち込む。
それを終えると「仮想ジョン・チャンソンを用意しました」と金原が紹介したところに、グロテスクなマスクをはめた同門の平山敬悟が登場。
「八王子の平(ひら)チャンソン」を相手にスパーリングを始めると、ゾンビのようにパンチを振るってくる相手を前蹴りで突き放す。隙があればグランドに引き込み、スリーパーを次々に決めてタップを奪っていった。
現在、金原は所属するパラエストラ八王子以外にも、大久保にあるDEEPジムに日本有数のファイターが集うNTT(ニッポントップチーム)、ロータスパラエストラ世田谷、初代タイガーマスクの佐山聡氏の掣圏会館で稽古を積んでいる。
公開練習で披露したスリーパーは今回に向けた必殺技であり、「誰かは言えないですけど、スリーパーが得意な人にこつを教えてもらったらスパーリングでうまく決められるようになったんです。絞め技にはバリエーションを持っていますし、どこからでも一本取れる自信もあります。チャンソンを絞め落としたいですね」と最終的にチョークでの勝利を予告した。
チャンソンに関しては「2試合映像を見ました。疲れたところでも突っ込んでくるのは天性なものだと感じました」とやはり打撃ラッシュには警戒を強める。 しかし金原は「自分の距離になれば殴り合いも見せますし、自分から相手に付き合わずに寝技に行こうとは思いません。チャンソンは下からの腕十字とバックからの攻めがうまいけど、(寝技に)付き合ってくれれば楽ですね」と試合展開にこだわりはないようだ。
チャンソンからは「5月2日リングに上がるのは我々二人です、試合終了後も我々二人はリング上にいます。それは勝利して喜ぶ私と、KOされてマットに沈むあなたです」と挑発的なコメントが出ているが、金原は「僕は昔から口喧嘩が得意じゃないけど、男と男の勝負なら全てはリング上で見せます。ビビっているからそう言っているだけでしょう。特に気にならないですね」と軽く一蹴。
以前の会見では、優勝候補としての扱いを受ける日沖発に対して「日沖選手の実績はGPで一番ですけど、GPではそれに見合った選手とやっているのかが疑問ですね」と納得のいかないコメントを残しているだけに、勝ち上がっていけば実現する“金原VS日沖”の一戦に期待がかかる。
「日韓戦より日本人対決の方が絶対に盛り上がると思います。今は目の前にあるチャンソンのことしか考えてないけど、これで勝ったら挑戦状を叩きつけたいですね」と日本人エースとの対決に意欲を見せていた。
ワールドビクトリーロード 「戦極〜第八陣〜」 2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館 開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード> ▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd
ROUND 日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) VS
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) VS ニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者) ▼ライト級 5分3R 横田一則(GRABAKA) VS レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン) ▼ライトヘビー級 5分3R KEI山宮(GRABAKA/初代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト) VS シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ/2008年柔術世界選手権ペサード級&アブソルート級優勝) ▼ウェルター級 5分3R 瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81kg級金メダリスト) VS マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼ライトヘビー級
5分3R トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス) VS スタニスラブ・ネドコフ(ブルガリア/ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション)
▼ライト級 5分3R
真騎士(ベネズエラ/戦極育成選手) VS 毛利昭彦(毛利道場) ▼オープニングファイト フェザー級 5分2R 大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手)
VS 石橋幸太(横須賀総合格闘技道場DOBUITA) <チケット料金> VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<チケット販売所> イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=http://pia.jp/t TEL:0570−02−9999(Pコード:813−896)
ローソンチケット=http://l-tike.com TEL:0570−084−003(Lコード:34855)
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com/ TEL:0570−08−9999
ドンキホーテ <お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール 5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場
代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦 8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 ※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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