4月21日(火)東京・落合にあるGRABAKAにて、横田一則(GRABAKA)が公開練習を行った。横田は5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第八陣〜』でレオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)と対戦する。
試合を11日前に控えたこの日、横田は同門の小池秀信を相手に3分1Rのスパーリングを披露。テンポよくパンチを決め、グラウンドでは終始上を取り続けながらパウンドを落とし、好調をアピールしようとしたのだが…
「今は追い込みの時期なのでこれだけでも相当疲れます。もうアップアップです」というとおり、スパーリングを終えるとかなり疲れ切った表情を見せる。これは毎回試合前にはある疲労感なので問題はないという。
対戦相手のサントスは、全ブラジル選手権や柔術世界選手権で数々のタイトルを獲得している柔術家。総合の方は2002年6月の修斗での五味隆典戦でデビューし、現在は修斗ブラジルで活躍中であり、総合戦績8戦6勝2敗と試合数は少ないが強敵であることは間違いない。
試合映像を見たという横田は「寝技はノラリクラリとした展開で闘いやすそうですけど、バックを取られたらやっかいだと思います。柔術家なのにロー、ハイと蹴り技も使い、リーチを活かした打撃をやっています」と、寝技だけでなく打撃にも警戒心を強める。
しかし、「寝技になってもやられない自信はあります。逆に自分が一本を取れるかといえば難しいと思いますけど、スタンドにこだわってKOを狙っていきます。グラウンドでもパウンドを落としていって、誰がみても“横田が勝っていたな”と言ってくれるように圧倒して勝ちたいですね」とKO決着に自信満々。
出稽古先のパワーオブドリームの古川誠一会長からは「効かせるパンチ」を伝授されており、得意のパンチにも磨きがかかっている。
「今までは試合中に打撃で追い込んでいても、自分は柔道出身なのですぐに組み付きにいってしまう癖があったんです。『それはもったいないな』と会長からよく言われていたんですけど、ようやく自分のモノになれましたね」(横田)。
この一戦は、北岡悟(パンクラスism)が持つ戦極ライト級ベルトへの挑戦権をかけた査定試合の意味合いもあるだけに、試合に向けてのモチベーションは高まるばかりの横田。
「北岡を相手に五味も敗れてしまって、ライト級で一本負けしていないのはオレだけですからね。(昨年の)ライト級GP決勝戦で負けましたけど、ワンマッチだったら(北岡を)倒せる自信はありますから。あの時は(1日2試合で)準決勝で体力を消耗して、決勝戦の2Rなんか足がしびれた状態でしたからね。周りからも『絶対に北岡を倒してくれ』と言われているので今度やったら負けないですよ」と北岡へのリベンジを固く誓う。
さらに、北岡への口撃に歯止めが効かなくなった横田は、北岡がモデルデビューした件にも触れ、「あのキャラでモデルはどうかなと思います。かなりまずいでしょ? ベルトを巻いてショーに出ることも微妙。これ以上、北岡キャラをもち上げないようにさせたいですね」と毒舌発言を連発していた。
ワールドビクトリーロード 「戦極〜第八陣〜」 2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館 開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード> ▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd
ROUND 日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) VS ジョン・チャンソン(韓国/CMA
KOREA/KTT) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) VS ニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者) ▼ライト級 5分3R 横田一則(GRABAKA) VS レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン) ▼ライトヘビー級 5分3R KEI山宮(GRABAKA/初代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト) VS シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ/2008年柔術世界選手権ペサード級&アブソルート級優勝) ▼ウェルター級 5分3R 瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81kg級金メダリスト) VS マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼ライトヘビー級
5分3R トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス) VS スタニスラブ・ネドコフ(ブルガリア/ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション)
▼ライト級 5分3R
真騎士(ベネズエラ/戦極育成選手) VS 毛利昭彦(毛利道場) ▼オープニングファイト フェザー級 5分2R 大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手)
VS 石橋幸太(横須賀総合格闘技道場DOBUITA) <チケット料金> VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<チケット販売所> イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=http://pia.jp/t TEL:0570−02−9999(Pコード:813−896)
ローソンチケット=http://l-tike.com TEL:0570−084−003(Lコード:34855)
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com/ TEL:0570−08−9999
ドンキホーテ <お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール 5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場
代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦 8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 ※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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