4月17日(金)東京・戸越銀座にあるJ-ROCKワークアウトスタジオにて、小見川道大(吉田道場)が公開練習を行った。小見川は5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第八陣〜』フェザー級グランプリ2009
2nd ROUNDでナム・ファン(アメリカ)と対戦する。 開幕戦ではアメリカの強豪LCデイビスを下し、その強さを知らしめた小見川。デイビス戦ではこれまでのパンチ主体のスタイルだけではなく、見事な柔道技でデイビスからテイクダウンを奪うなど進化の跡を見せた。
そしてこの日の小見川は真っ白い柔道衣に身を包み、大学時代の後輩にもあたる中村和裕と柔道形式の打ち込み・乱取り(スパーリング)を披露。公開練習用の軽めのものかと思いきや、互いに息を切らすほど激しい乱取りになり、周囲を驚かせた。 「自分が一番最初に始めたのが柔道で、それを思い出す意味でやってみました。カズとは大学時代と先輩後輩で大学の頃から一緒に練習してました。総合を始めてからもジムのクラスで子供達や一般会員の人と練習はするんですね。
やっぱり道衣を着て柔道をやるとキリっとする感じがしますね。技術的にも組んだ時の足払いとか後ろに向かって投げる技とか、総合格闘技に似た投げ技もあるんで。いい練習になると思います」と柔道練習の意図を語る小見川。 オリンピックなどでの活躍はなかったものの、総合転向前の小見川は国際レベルの柔道家。ユニバーシアード66kg級優勝など輝かしい実績を誇り、野村忠宏や内柴正人といった金メダリストたちとも対戦している。 公開練習では中村に巴投げを果敢にトライした小見川だが、実は巴投げは小見川の柔道時代の得意技。総合デビュー戦となったアーロン・ライリー戦でも狙っていたが「すっぽ抜けて決まらなかった(笑)」という。しかし普段の練習でも積極的に柔道技にトライしているという小見川は「巴投げも出せるといいですね。考えてはいますよ。あとは肩車とかもやってみたいなあ」とまだ見ぬ柔道技の投入を予告している。 試合で柔道技を出せない時期もあったが、柔道技を総合格闘技で使うことに前回のデイビス戦で開眼し、小見川は「ちょっと風邪気味だったんですけど、かなり体が動いてきて調子がいいですね。
今は自由に発想が出来て戦えるというか、頭で発想してから体が動くんですよ。だからスパーリングをしていても相手がどう来るのかが分かるし、詰め将棋のように相手を攻めることが出来る。完璧に近いっすね」と自信たっぷりに語る。 そんな小見川に中村も「今までは調子の良い悪いが分からなかったけど、今は違いますね。デイビスとやって小見川先輩は力の出し抜きを覚えたんだと思います。そうやって余裕を持ってやっていると思うし、逆にそこで余裕を持ちすぎないようしないといけないかもしれないですね」と太鼓判を押した。 対戦相手のファンに関しては「結構、映像は見たりしてます。門脇選手とやった試合も見ているし、左フックには注意してますね。あとは打ち下ろすような右フックもあって、それも強烈じゃないですか。
ただあれはかなり大きく振ってくるんで避けれるとは思います。あと(ファンは)寝技の極めも強いみたいですけど、自分の柔道で培ってきた寝技があるんで、そこには自信を持って対戦したいと思いますね」と語る小見川。 そして小見川は「俺が絶対にナム・ファンに勝てる方法があるんですよ。それはファンが柔道衣を着てくること。もしファンが道衣を着てくれたら絶対に勝てます」とニヤリ。「せっかくだったら道衣マッチをやりたいっすね!」と仰天の道衣マッチを要求した。 前回のデイビス戦では試合後に「俺が負けると思ってたやつ、くそったれ!!」と絶叫した小見川は「自分は全てのものを力にするんですよ。ファンも強豪で俺が負けるっていう下馬評もあって、そう思っている人もいるんだなと思ってます。
だから今回もくそったれ精神と反骨精神を持って、それで自分にも応援してくれる人もいるんでその人たちの応援も受けて、全てを力にして戦います」とこの試合へのモチベーションを語る。 デイビス、ファンと強豪外国人との対戦が続くことに対しても、小見川は「また強いヤツと試合が出来てうれしいって感じですね。やっぱり強いヤツと戦って自分の力を試したいんですよ。そうすれば自分が世界でどのレベルにいるのかが分かるし。だから強豪と闘えることはうれしいっすね」と言い切った。 ワールドビクトリーロード 「戦極〜第八陣〜」 2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館 開場14:00 開始16:00 <決定対戦カード> ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) VS ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT) ▼戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) VS ニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者) ▼ライト級 5分3R 横田一則(GRABAKA) VS レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン) ▼ライトヘビー級 5分3R KEI山宮(GRABAKA/初代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト) VS シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ/2008年柔術世界選手権ペサード級&アブソルート級優勝) ▼ウェルター級 5分3R 瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81kg級金メダリスト) VS マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼ライトヘビー級
5分3R トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス) VS スタニスラブ・ネドコフ(ブルガリア/ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション) <チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き) VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=http://pia.jp/t TEL:0570−02−9999(Pコード:813−896)
ローソンチケット=http://l-tike.com TEL:0570−084−003(Lコード:34855)
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com/ TEL:0570−08−9999
ドンキホーテ <お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
吉田秀彦柔道教室 第32回「VIVA JUDO!」
2009年4月19日(日)埼玉・川口吉田道場川口柔道クラブ 受付開始9:30 開始10:00 <対象者> 満3歳〜6歳までの園児と保護者1名(男女・柔道経験不問) ※子供一人につき保護者1名参加 ※事前に参加申し込みされた方のみ <定員> 30名(15組30名) ※定員になり次第募集を締め切る。 ※参加可能な場合、連絡はなし。参加できない方のみ電話で連絡 ※女の子はTシャツを持参 <参加予定講師> 吉田秀彦、瀧本誠、中村和裕、小見川道大、ほか <参加費用> 無料 ※柔道着の無料貸し出しもあり <場所> 吉田道場川口柔道クラブ 埼玉県川口市川口5−8−10 最寄り駅 京浜東北線「川口」駅より徒歩10分 <問い合わせ>
ジェイロック=TEL:03−5485−5555 FAX:03−5485−7777 担当:深澤 吉田道場公式HP:http://www.yoshidadojo.com/ja/
J-ROCK HP:http://www.j-rock.jp/pc/index.html
●戦極2009年度スケジュール 5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場
代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦 8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 ※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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