5月1日(金)都内ホテルにて、明日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第八陣〜』の前日記者会見が行われた。
会見には國保尊弘WVR取締役と出場全18選手が出席、まずは國保取締役が大会の見所を語った。 「明日は私もワクワクするような試合が並びました。何と言っても見所はフェザー級GPの2ndROUNDです。世界の強豪16名を集めてスタートしたトーナメントも1回戦を終えて残り8名になりました。
明日はそれぞれが培ってきた努力の成果を発揮し、熱い試合を見せてくれることと思います。ぜひ8月の決勝大会に勝ち進むのが誰になるのか。そしてもう1つのテーマである日本VS世界をお楽しみください。 これまでニック・トンプソン、マイク・パイルという勝者が生まれた戦極ウェルター級。今回からロード・トゥ・チャンピオンシップとして試合が始まります。瀧本選手、コスタ選手は共に見所がある選手です。素晴らしい試合を期待しています。 ライト級では8月に北岡悟選手の防衛戦を予定しています。その挑戦者の候補として横田選手、サントス選手、廣田選手などがいます。明日の横田VSサントス、その他の大会での試合を検討し、挑戦者が決まることになるでしょう。第1試合で対戦する真騎士選手と毛利選手には、その次のチャンピオンシップの挑戦者候補になるべく勝ち上がっていってもらいたいと思います。 またライトヘビー級では2試合が組まれました。キング・モー選手が一歩リードしている部分はありますが、明日の大会に出る4選手に加え、過去に戦極に出場した選手たちで、年内にはチャンピオンシップを組んで行きたいと思います。 今大会もチャンピオンシップはありませんが、どの試合も見ごたえのある試合になっています。明日はここにいる18選手が持っている力、技、戦術の全てを駆使し、最高の戦いを見せてくれると思います。ご期待していただきたいと思います」 そして國保取締役の挨拶を受けて各選手が意気込みを語る中、興味深い発言をしたのがナム・ファン(アメリカ)。 ファンは「戦極の関係者のみなさん、このような世界規模の大会を開いてくれてありがとうございます。そのイベントに出られることをうれしく思います。対戦相手の小見川選手は日本人で強い選手だけど、明日は楽しい試合を見せられると思う。自分が持っている技術を出して面白い試合をするよ。そして出来ることなら門脇スペシャルで勝ちたい」と、GP1回戦でKO勝ちした門脇英基の必殺技でもある門脇スペシャル(=腹固めとチョークスリーパーを複合した門脇のオリジナル技)の投入を予告したのだ。 その後の質疑応答でその理由を聞いてみると「僕は若い頃から門脇のファンで、ずっと憧れていたんだ」というファン。「GP1回戦では門脇に勝って、僕は今ここにいる。僕はその尊敬と経緯を評して戦いたいと思うし、門脇がどれだけ若いファイターたちに影響を与えたのか。僕はそれを見せたいと思っているんだ」と、門脇へのリスペクトからの発言だったことを明かしている。 これに対し対戦相手の小見川は「他人の技は自分にはかかりません」とファンの発言を一蹴。果たして明日の試合でファンから門脇スペシャルは飛び出すのか? 試合展開にも注目が集まる。その他、各選手のコメントは以下の通り。 日沖 発 「対戦相手の牛若選手はとてもいい選手だと思います。明日はベストを尽くして、皆さんに喜んでもらえる試合をしたいと思います」 ロニー・牛若 「明日の対戦相手である日沖は優勝候補の1人だ。でも自分を越えなければタイトルを取ることは出来ない。明日は自分のパワーで見ている人が楽しめる爆発力のある試合をしたいと思う」 ナム・ファン 「戦極の関係者のみなさん、このような世界規模の大会を開いてくれてありがとうございます。そのイベントに出られることをうれしく思います。
対戦相手の小見川選手は日本人で強い選手だけど、明日は楽しい試合を見せられると思う。自分が持っている技術を出して面白い試合をするよ。そして出来ることなら門脇スペシャルで勝ちたい」 小見川道大 「明日は日本人らしい侍スピリットで倒したいと思います」 横田一則 「明日は半年ぶりの試合で気合が入ってます。フェザー級に負けないスピードを出して、先のことは考えずに明日の試合に集中したいと思います」 レオ・サントス 「日本で総合格闘技の試合をするのは約7年ぶりになった。
対戦相手の横田は日本人選手で強い相手だけど、自分が今までやってきたことを出し切って良い試合をしたいと思う」 KEI山宮 「柔術の世界チャンピオンと戦えることを光栄に思います。ゴールデンウィークの初日から会場に来てくれるファンのみなさんに素晴らしい試合を見せたいと思います」 シャンジ・ヒベイロ 「再び戦極で試合をすることが出来て光栄です。そして試合を受けてくれた山宮にもお礼を言いたい。山宮は非常に経験がある選手で学ぶことも多い。経験の多い山宮に対して自分の力を見せることが出来たらいいなと思う」 金原正徳 「チャンソン選手はKO宣言をしているみたいなんですが、明日は自分がしっかり1本をとります。
そうすれば絶対にフェザー級GPが盛り上がるし、他の階級には負けない試合をします」 ジャン・チャンソン 「はじめましてKTTのチャンソンです。明日の試合に必ず勝って、8月の決勝大会に進出したいと思います。そしてベルトを賭けた戦いに挑戦したいです」 マルロン・サンドロ 「戦極の関係者、そして神様に感謝の言葉を言いたい。対戦相手のデニスはとてもタフな相手で65kgでは最高の選手の1人だ。厳しい試合になると思うが、良い試合をしたいと思う」 ニック・デニス 「また戦極に戻ってくることが出来てうれしい。1回戦では素晴らしい経験をすることができ、トレーニングを積んで戻ってきた。尊敬するサンドロと戦うことはうれしく思うし、良い試合になるように願っている」 瀧本 誠 「また戦極のリングに上がることが出来てうれしく思います。個人的に頑張るのはもちろん、大会自体も盛り上がって次につながる熱のこもった大会になったらいいなと思います」 マイケル・コスタ 「まずは戦極の関係者、そして神様に感謝したい。世界は経済危機で厳しい状態になっているけれど、明日はそういうことはなしに良い試合をしたい。自分はシュートボクセのファイターとして良い試合をして、今まで以上の試合をしたいと思う。相手は日本人選手で尊敬もしている。でもリング上ではその気持ちはなしで戦いたいと思う」 トラビス・ビュー 「ここに導いてくれた神様に感謝している。そしてどの選手も怪我がなく明日の試合を迎えることにも感謝したい。自分に戦極で戦うチャンスをもらったこと、素晴らしい日本のファンの前で試合が出来ることを光栄に思う。明日の大会の中で一番エキサイティングな試合になるように頑張りたい」 スタニスラブ・ネドコフ 「戦極で試合が出来ることを光栄に思っている。最強のファイターたちと一緒に戦うことは私の夢であり、その夢が叶った。戦極に関わるスタッフ、國保取締役、自分を招いてくれてありがとう。明日はベストを尽くす」 真騎士 「僕も明日はたくさんのファンが来ます。必ずいい試合を見せられるようにがんばります」 毛利昭彦 「明日はたくさんのファン、仲間たちが応援に来てくれます。魂のこもった試合をしたいと思います」
ワールドビクトリーロード 「戦極〜第八陣〜」 2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場14:00 開始16:00 <全対戦カード> ▼メインイベント(第9試合) 戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 5分3R 日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン) ▼セミファイナル(第8試合) 戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 5分3R 小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者) ▼第7試合 ライト級 5分3R 横田一則(GRABAKA) VS レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
▼第6試合 ライトヘビー級 5分3R KEI山宮(GRABAKA/初代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト) VS シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ/2008年柔術世界選手権ペサード級&アブソルート級優勝)
▼第5試合 戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) VS ジョン・チャンソン(韓国/CMA
KOREA/KTT) ▼第4試合 戦極フェザー級グランプリ2009
2nd ROUND マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) VS ニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者) ▼第3試合 ウェルター級 5分3R 瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81kg級金メダリスト) VS マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼第2試合 ライトヘビー級
5分3R トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス) VS スタニスラブ・ネドコフ(ブルガリア/ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション)
▼第1試合 ライト級 5分3R
真騎士(ベネズエラ/戦極育成選手) VS 毛利昭彦(毛利道場) ▼オープニングファイト第2試合 フェザー級 5分2R
大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手) VS 石橋幸太(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)
▼オープニングファイト第1試合 フェザー級 5分2R 斉藤祐俊(和術慧舟會GODS) VS 阿倍剛卓(パラエストラ松戸/チームZST)
<チケット料金>
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円 SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
※最前列VIP席、戦極シート席は完売
<チケット販売所> イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=http://pia.jp/t TEL:0570−02−9999(Pコード:813−896)
ローソンチケット=http://l-tike.com TEL:0570−084−003(Lコード:34855)
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com/ TEL:0570−08−9999
ドンキホーテ <お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール 5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場
代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦 8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 ※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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