5月2日(日)東京・JCBホールにて、FEG『K-1 WORLD MAX 2010〜−63kg Japan
Tournament 1st ROUND』が開催された。
“事実上の決勝戦”として、3度のトーナメントを制し“60Kg級日本最強の男”山本真弘(藤原)と、KO率80%、いま若手キックボクサーの中で最大の注目株である大和哲也(大和)の一戦。延長戦までいく接戦の中、ダウンを2度奪った大和が判定勝利を収めた。
まさかの敗戦を喫した山本は「準備不足でした。63kg級の勉強不足でしたね。サイズの違いを感じました。大和選手は気持ちが出ていた選手でしたね。自分のパンチも入っていましたが、もう半歩前に出られませんでした」と敗因を分析。2回のダウンについては「パンチが重く、やっぱりダメージがありました」という。
今後については、「63kg級を今日初めてやったので、今後どういけばいいのかを考えてチャレンジしたいと思います」と再起を誓った。
一方、大番狂わせを演じた大和は「勝てて良かったと思います。ボディ、蹴りも効いていましたが倒せなかったですね。そこが山本選手の強みだなと思いました。(山本は)スピードがあってテクニシャンでした。そして技の引き出しが多いなと感じました」と山本の印象を語る。
下馬評で山本有利の声が多かったが、「相手が『余裕でしょ』と言っていたのは知っていました。究極の下克上と言われていましたが、自分は下の立場ではありません。下馬評などで左右されなく、試合で証明しようと思いましたね」とコメント。
次回7月大会については「トーナメントでは運が凄く大事だと思うので、誰でもいいです。これからコツコツと練習して全員を倒していかないといけません。今日みたいに自分の力を証明したいと思っています」と勝利を約束していた。
★5・2「K-1
WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st ROUND」の試合結果はこちら
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