4月14日(水)千葉・富津市にある菅原道場にて、“狂拳”竹内裕二(菅原)が公開練習を行った。竹内は5月2日(日)東京・JCBホールで開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2010〜−63kg Japan Tournament 1st ROUND』で裕樹(リアルディール)と対戦する。
3月のMA後楽園大会(チュンデーン・チュワタナ戦で判定負け)時はパーマのかかったヘアスタイルだった竹内は、試合後にバッサリ髪を切り短髪に。「変な試合をしちゃったからね。気にいったヘアスタイルだったけど、気持ちを入れ替えた」と今回への試合に向けて本気だということを伺わせる。
19歳のときに菅原ジムに入会、練習嫌いで石垣島に逃亡した過去持つ竹内だが、「練習はガッツリやってますよ。月、水、金と週3でやってるし、練習は好きっすよ。練習のことしか考えられない」と本当か嘘かわからないコメント。実際の1日の練習時間は2時間半だという。「今日から本気でやらないとダメだ。日曜日は休みの週6でやらないと!」と菅原忠幸会長は尻を叩く。
今月9日の出場選手発表会見では、裕樹とローなしのパンチの打ち合いをやろうと舌戦が繰り広げられた。「ローの蹴り合いでいっちゃう? あいつは『ローなしでやろう』とか言っていきながら、前回の試合(2008年7月ライズ)のときはローを蹴ってきたからね。今回はちゃんとカットしますよ。必殺技もあるしね。ちゃんと“カット”すること(笑)。ローが来たらカット、ローが来たらカットってね(笑)」とニヤリ。
左腕に入った刺青、“狂拳”とつけられたリングネーム、会長の話を総合すると、昔は相当ワルだった感のある竹内。「今も昔も変わらないよ。自由なことをやってきたし、今もそれは変わらない。オレ、何かすぐになめられちゃうんすよね。コンビとかで立ち読みしてるとヤンキーから絡まれるし。昔から逃げ足は早いからね」と具体的な昔のワル自慢をすることはなかった。
リングネームについては「勝手に付いていた」と竹内。会長は「スパーでも制止しても殴っちゃうし、反則をする。ジムでも竹内が暴走するもんだから、いい素材が辞めている。それで“狂拳”と付けたんです」とのこと。
この日の公開練習では、まず3分3Rのミット打ちを披露。「あんまり内容を明かしたくない」という理由で最初はゆったりとした動きの竹内だったが、徐々にヒートアップ。菅原会長の蹴り足を掴んで倒すと、そのままパウンド連打も繰り出した。
「総合にも興味あるね。寝技出来ないけど自信もある。寝技にいかなければいいし、オープンフィンガーグローブで殴れば、やばいでしょ」と総合挑戦にも興味を示す竹内。実際、菅原道場には吉田道場のプロ選手が出稽古で来ることから、今月25日に開催される「吉田秀彦引退興行」での竹内のMMA挑戦の話もあったという。
ミット打ちを終えると、ジムの外に移動し、4.5kgのハンマーを思いっきり振り上げてはタイヤを叩くハンマートレーニングを披露。
最初は50回叩く予定だったが、10回終了したところで「終わりました」と竹内。ジムの前を通りかかった小学生が興味深そうにその様子を見ていると、「ハンマー持って行っていいから」と竹内は練習放棄。ハンマーを持って逃げる小学生を菅原会長が追いかけるハプニングがあり、報道陣を笑わせていた。
この日は公開されなかったが、他にも木をのこぎりで切る作業や海で捕ったあさりを運ぶトレーニング、木登りなど、自然を大いに利用した菅原道場独自の方法で日々鍛錬している。
今大会には、“日本最強”山本真弘が出場するなど、注目の-63kg級が開幕。竹内は山本と対戦し2RKO勝ちを収めており、キャラクター以外にも竹内の強さには注目が集まっているが、「彼(山本)が日本人最強じゃないですか? オレは別。(勝敗を)一緒にしたら彼の連勝記録が止まるし、オレのは入れなくていいよ」と“狂拳節”を爆発。
同じボクシング出身の渡辺一久の話題にも話がおよび、「彼はいい顔しているよね。イケイケでいいと思うよ。彼と打ち合ったら面白い。パンチで倒したらボクシング界に迷惑がかかるかな。パンチで勝負してもいいけど、ロー蹴っちゃうかもね」と渡辺との対戦に興味を示していた。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st ROUND」
2010年5月2日(日)東京・JCBホール
開場16:00(予定) 開始17:00(予定)
<追加対戦カード>
大月晴明(フリー/WPKC世界ムエタイライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
<決定対戦カード>
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan/韓国ムエタイジュニアライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
渡辺理想(=ゆうと/極真会館2007年全日本ウェイト制空手道選手権中量級準優勝)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
“狂拳”竹内裕二(菅原/第8代MA日本キックボクシング連盟スーパーフェザー級王者、第2代WMAF世界同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
久保優太(アンリミテッド/Krushライト級グランプリ2009準優勝)
VS
DJ.taiki(フリー)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
山本真弘(藤原/IKUSA GP&Kick Return Tournament&Krushライト級GP覇者、第22代全日本フェザー級王者)
VS
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
小宮山工介(北斗会館)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
大石駿介(OISHI GYM/J-NETWORKスーパーライト級1位)
VS
卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
VS
ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場/J-NETWORKライト級2位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
卜部弘嵩(チームドラゴン/2007全日本新空手K-2軽中量級王者)
VS
谷山俊樹(谷山/MA日本ライト級8位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
麻原将平(シルバーアックス)
VS
嶋田翔太(島田塾/K-1甲子園2009準優勝)
▼70kgスーパーファイト 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/2008日本トーナメント優勝)
VS
ヴァヒド・ロシャニ(イラン大誠塾)
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席(第1バルコニー)10,000円
A席(第2バルコニー)7,000円 B席(第3バルコニー)5,000円
<チケット販売>
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:594−720)
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:31000)
CNプレイガイド 0570-08-9999
キョードー東京 03-3498-9999
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※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS,CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
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