4月12日(月)東京・高田馬場にあるファイヤー高田馬場にて、ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場)が公開練習を行った。ファイヤーは5月2日(日)東京・JCBホールで開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2010〜−63kg Japan Tournament 1st ROUND』で才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)と対戦する。
ガンガン前に出るファイトスタイル、そして入場から退場まで沸かせるパフォーマンス、勝利の際には歓喜のダンスで人気を誇る“熱狂のカリスマ”ファイヤーが遂にK-1に初参戦。
今月9日の出場選手発表会見では、早口のマシンガントークで場内の注目度を集め、おいしいところを全て持っていったと言われたファイヤー。「今日はゆっくりしゃべりますので……」とぺこぺこと頭を下げながら念願のK-1MAX出場に向けて意気込みを語るが、徐々に早口に。
「K-1出場が決まって会員の皆さんには驚かれました。自分でもビックリしています。自分なんかよりも強くていい選手がいるのに、選んでいただけたので頑張ります」と嬉しさを爆発させる。
ファイヤーがキックを始めたのは、8年前の27歳のとき。当時は引きこもりでゲーム三昧の日々を送っていたという。「大学に入ってからドロップアウトしちゃって、ずっと家でロールプレイングゲームをしていました。ゲームの中では色んなキャラクターと話していましたけど、一日が終わったときにふと考えたら今日は誰とも話さなかったという日々が続きましたね(苦笑)」
趣味が転じてゲーム会社に就職。会社の近くにキックのジムがあり、「自分の力で人を守りたいと思ったときに、今の自分ではそれが出来ないと考え、キックをやりたいと思うようにありました。ケンカとかあればすぐに逃げちゃうタイプだったんですけど、精神的な強さを格闘技で学びたいと思うようになりました」
ジム入会してからはメキメキと力をつけていったファイヤーは、2003年全日本新空手道選手権大会K-2トーナメント軽中量級で優勝し、プロの道へ。
デビュー戦から使っているリングネームについては「自分自身もそうですけど、対戦相手、お客さんとも“熱い”時間を過ごしたいという自分の執念、プライドがあり、それを貫いていきたいと思い、このリングネームにしました」。
11戦目ではRISEのリングで水谷秀樹と対戦。ヒザ蹴りを顔面に受けたことで前歯が折れてしまい、今も差し歯を入れることはない。「葉が根元から折れてしまって、ここだけ差し歯を入れることはできないみたいで……現役のうちはこれでもいいかなと。前歯がなくても、いい感じで生きていけますよというアピールでもあるんです」
今まで苦手だった人とのコミュニケーションは、キックをやることで克服。「キックをやって自分ができなかったことが出来て、凄く自信がついて接するようになりました。女性と会話することですか? さすがに(ファイヤー高田馬場の)会長になっているのでそれは大丈夫です(笑)。今でも挙動不審で申し訳ないが、成長過程でもあります」。
ちなみに、好きな女性のタイプは「こういう自分のことを受け入れてくれる人が好きですね。芸能人でいうと、裕木奈江さんです。自分のタイプのドンピシャなんですよ。家にはポスターが貼ってありましたね。(離婚報道がされていたが)いやいや、僕なんかがとんでもないです。自分なんか…」
今回対戦する才賀については「どの距離でもハイキックを出すのが怖いです。身体能力が高いと思います」と警戒するも、「K-1でトップレベルの選手とやれるのは凄く嬉しいです。自分が自分であるために、大舞台でみんなと熱い時間を過ごせればいいと思います。自分は出場メンバーの中で最年長であり、若い人にも頑張ってもらいたいけど、今回だけはファイヤーの舞台にしたいです」と初のK-1出場での勝利で、過去最大級のファイヤー劇場の幕開けを約束した。
この日の公開練習では、サンドバック&ミット打ち、マススパーを披露し、絶好調をアピール。好カードが揃った今大会。ファイヤーが勝利し、話題全てを持っていくのか。大会当日、会場が“熱く”なることは間違いない。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st ROUND」
2010年5月2日(日)東京・JCBホール
開場16:00(予定) 開始17:00(予定)
<全対戦カード>
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan/韓国ムエタイジュニアライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
渡辺理想(=ゆうと/極真会館2007年全日本ウェイト制空手道選手権中量級準優勝)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
“狂拳”竹内裕二(菅原/第8代MA日本キックボクシング連盟スーパーフェザー級王者、第2代WMAF世界同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
久保優太(アンリミテッド/Krushライト級グランプリ2009準優勝)
VS
DJ.taiki(フリー)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
山本真弘(藤原/IKUSA GP&Kick Return Tournament&Krushライト級GP覇者、第22代全日本フェザー級王者)
VS
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
小宮山工介(北斗会館)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
大石駿介(OISHI GYM/J-NETWORKスーパーライト級1位)
VS
卜部功也(チームドラゴン/19歳/K-1甲子園2008準優勝)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
VS
ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場/J-NETWORKライト級2位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
卜部弘嵩(チームドラゴン/20歳/2007全日本新空手K-2軽中量級王者)
VS
谷山俊樹(谷山/MA日本ライト級8位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
麻原将平(シルバーアックス)
VS
嶋田翔太(島田塾/K-1甲子園2009準優勝)
▼70kgスーパーファイト 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/2008日本トーナメント優勝)
VS
ヴァヒド・ロシャニ(イラン大誠塾)
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席(第1バルコニー)10,000円
A席(第2バルコニー)7,000円 B席(第3バルコニー)5,000円
<チケット販売>
▼デジタル先行発売:4月7日(水)10:00〜
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo! ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
▼一斉発売:4月10日(土)10:00〜
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:594−720)
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:31000)
CNプレイガイド 0570-08-9999
キョードー東京 03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS,CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
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