4月22日(木)東京・新宿にある新宿レフティージムにて、大月晴明(フリー)が公開練習を行った。大月は5月2日(日)東京・JCBホールで開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2010〜−63kg Japan Tournament 1st ROUND』で日本ライト級王者・松本芳道(八景)と対戦する。
一撃で相手を粉砕する爆腕パンチを武器に、K-1のリングに乗り込み2戦2勝の大月。しかし、「見ちゃうスタイルがK-1に合わない」「総合に専念する」(K-1谷川貞治代表)という理由で63kg級トーナメント出場メンバーから落選。数日後、急遽今大会への出場が決定した。
この経緯について、大月は「何も知りませんでした。記事も見ていなかったし、周りから言われて『そうなんだ?』という気持ちでした。先々週の土曜日に『試合やるか?』とメールが来て、『誰が相手ですか?』と聞いたら新日本キックのチャンピオンだと。自分と噛み合うと思いました」と出場を決めた理由を語る。
当初はタイでの試合を予定していたという大月。「2回負けて(2005年12月19日チョンレック・ゲオサムリット戦、2007年6月17日グーピー・ウォー.スティラー戦)いて、(ムエタイに)リベンジするなら今年しかないなと。ムエタイルールの中でルールに関係なく、ぶっ倒してやりたかった。ラジャとルンピニーで絶対に勝ちたい」という思いから、練習は継続。突然のK-1のオファーとなったが、「急に仕上げていないので問題はありません。体重も普段は65kgなので、普通に63kgまで落ちます」と減量面も問題はない。
17日に開催されたDEEPではリングに上がり、総合挑戦をアピールする場面があった。「試合をしていたらケガをする可能性もあるので、まずは1個1個すませてからですね。タイミングがあったときにやらせてもらいます」とやる気を見せる。
「休んでる間もないですね。今年は格闘技だけの1年になりそうです」と言うとおり、ムエタイへのリベンジ、総合挑戦と2010年は大月にとって過酷な1年となりそうだ。その第1弾が今回のK-1
63kg級参戦。
「やる気はあります。モチベーションはありますし、試合が決まったからには全力で勝ちに行きます。他の出場メンバーを見ると、ずば抜けて強いのは久保優太と山本真弘。山本は勝負運を持っているし、勝ちに対する執念が凄い。自分が不利であっても勝つ選手。久保は身体能力が高い。トーナメントで優勝するのは久保なんじゃないですか。自分の優勝の可能性ですか? 自分も強さは上位の方だと思いますけど、あとは運次第ですね」(大月)。
対戦相手の松本は、武田幸三ら、多くの実力者を輩出している新日本キックボクシング協会の-63kg級の超新星。今月4日の千葉・市原大会で日本ライト級王者・朴龍と対戦し、飛びヒザ蹴りでダウンを奪い、見事に新王者となった。
大月は「3試合ぐらい映像を見ました。シンプルな選手で、サウスポーになって変則なところもあります。打ち合うと言っているそうなので、それは望むところ。殴り合いでぶっ倒してやろうと思います」とニヤリ。
この日の公開練習では、3分1Rのシャドーボクシング、3分2Rのミット打ちを披露。ぶらりと下げた変則的な構えから強烈な左右のフック、ボディだけでなく、迫力のあるミドル、インローも繰り出し好調をアピールした。
「僕はそれほど若くはないので、いつ力が落ちるのかもわかりません。プロなのでいい試合をしないといけない資格はあるし、周りをわからせるような試合をしたい」と意気込みを語った大月。K-1
3戦目で爆腕が火を噴くのか。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st ROUND」
2010年5月2日(日)東京・JCBホール
開場16:00(予定) 開始17:00(予定)
<全対戦カード>
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan/韓国ムエタイジュニアライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
渡辺理想(=ゆうと/極真会館2007年全日本ウェイト制空手道選手権中量級準優勝)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
“狂拳”竹内裕二(菅原/第8代MA日本キックボクシング連盟スーパーフェザー級王者、第2代WMAF世界同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
大月晴明(フリー/WPKC世界ムエタイライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
久保優太(アンリミテッド/Krushライト級グランプリ2009準優勝)
VS
DJ.taiki(フリー)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
山本真弘(藤原/IKUSA GP&Kick Return Tournament&Krushライト級GP覇者、第22代全日本フェザー級王者)
VS
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
小宮山工介(北斗会館)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
大石駿介(OISHI GYM/J-NETWORKスーパーライト級1位)
VS
卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
VS
ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場/J-NETWORKライト級2位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
卜部弘嵩(チームドラゴン/2007全日本新空手K-2軽中量級王者)
VS
谷山俊樹(谷山/MA日本ライト級8位)
▼−63kg Japan Tournament 1st ROUND 3分3R
麻原将平(シルバーアックス)
VS
嶋田翔太(島田塾/K-1甲子園2009準優勝)
▼70kgスーパーファイト 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/2008日本トーナメント優勝)
VS
ヴァヒド・ロシャニ(イラン大誠塾)
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席(第1バルコニー)10,000円
A席(第2バルコニー)7,000円 B席(第3バルコニー)5,000円
<チケット販売>
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:594−720)
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:31000)
CNプレイガイド 0570-08-9999
キョードー東京 03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS,CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
|