WBA女子世界ミニマム級チャンピオンの多田悦子(フュチュール)が12月5日(日)大阪・南港のACTホールでWBC世界アトム級3位のアムラ・ゴーキャットジム(タイ)を相手に5度目の防衛戦を行うことが決まり、10月26日(火)京都市中京区のフュチュールジムで開かれた記者会見で平山靖会長が発表した。
アムラは多田が昨年8月の初防衛戦で判定勝ちしたヤニ・ゴーキャットジムの双子の姉。「背は(妹と)似ているところもあるけど、よりパンチをしっかり打つイメージ。今は練習でやっていることを出すだけ。これができればKOに繋がる」と自信のコメント。
この日の記者会見で多田は4月トリニダードトバゴで行った統一戦(暫定王者リア・ラムナリンと引き分けで正規王座防衛)で左手を骨折し手術を受けていたことを明らかにした。8月に練習再開後はもっぱら右手を用いて練習しているという。「自分は左しかないと思われているし、警戒されるから」と、今度の試合では強化した右を生かすと予告した。
この日は「あんなボクシングがしたい」と憧れる長谷川穂積の母の告別式が営まれ、告別式から駆けつけた喪服姿の記者も。これをみて「長谷川さん、悲しいと思いますけど、頑張ってまたチャンピオンになってほしい」とエールを送っていた。
なお平山会長によると、今度の試合の勝者にはWBAから暫定王者との対戦を義務づけられているという。 |