9月15日(火)都内・会見場にて、10月26日(月)横浜アリーナで開催されるFEG『K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL』の追加対戦カードが発表された。
K-1 60kgの中心人物として期待を寄せられる存在となった渡辺一久(フリー)が62kg契約で今大会のスーパーファイトに登場。前回大会で山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)をKOで葬り去ったチョン・ジェヒ(韓国)との一戦に挑む。
この日はバラが全身に描かれたド派手なジャケットで会見に現れた渡辺。手には女性用のブラシを持参で、いきなり長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)の髪をとくパフォーマンスを披露し、その後もマイクの代わりにブラシを持ったまま喋ろうとするボケを連発するなど、渡辺ワールドを大爆発させる。
そんな渡辺は「相手がKIDさんとやっている韓国人でみんなも知っている選手だと思う。KIDさんに勝ったやつに勝てば俺も評価も上がると思うし、いつもの俺らしい試合を見せるので楽しみにしてください」と挨拶。
ジェヒに関してはKIDとの試合が決まった時点で「KIDさんの相手で同じ階級でもあるし、もしかしたら戦うかもしれないと思って試合をチェックしてたんですよ」という渡辺。「最初に見た時は体が小さいなと思ったけど、試合当日の体を見たらすごくいい足をしていて。これで蹴られたら痛てえだろうなって思った。舐めていないし、俺も倒される可能性だってあると思う」とジェヒに警戒心を示す。
しかしその一方で渡辺は「KIDさんの試合を見てパンチもそこそこ出来るなと思ったけど、そんなに強いとは思わない。もしジェヒが蹴りで来てもビビることはない。意識がない攻撃をもらうから倒されるんであって、蹴りが来るって意識があれば何とかなりますよ。俺がもとめられているのはパンチで倒すこと。だからパンチで倒す練習をして真面目にやります」と強気な姿勢を見せた。
昨年から本格的にスタートしたものの、他の階級に比べて盛り上がりに欠けているK-1 60kg級。渡辺はこの階級をのエースとしての期待もかかるが「俺がたまたまこの階級だってだけで、そんなに階級のことは意識してない。ようは俺の試合を見て楽しんでもらって、また見たいと思ってもらえればそれでいい」と自らのスタンスを主張する。
その上で「60kgでトーナメントやるとか言ってますけど、トーナメントで優勝したやつと俺がやるってシステムがあったらいいなあ(笑)。階級じゃなくK-1を盛り上げますよ。もしそういう選手がたくさんいるんだったら、みんなで盛り上げればいいと思うし、俺1人しかいないんだったら俺1人でいい。ただ俺以外には盛り上げられるやつがいないでしょ。俺も色々な団体の60kgの選手を見ているけど、全然いないね」と自信たっぷりに話す渡辺。
「格闘技センスとかキックの技術とか色々あると思うけど、盛り上げ方だったら俺がチャンピオンじゃないかな(笑)」と豪語する。
また年内で魔裟斗が引退し、来年からはエース不在となるMAX。「自分がMAXを引っ張って行く存在になりたいか?」という質問が上がると会見に出席した選手たちがそれぞれ、「魔裟斗さんのポジションを目指しているわけじゃないし、同じことをやろうとは思わない。自分は自分」(長島)
「来年からは実力社会になる。勝てば上に行けて負ければ落ちる。その中で自分が何年もMAXを引っ張っていきたい」(日菜太)「結局は実力。それがなければ何の意味もない」(小比類巻)と答える中、渡辺は「みんな言っていることは全て正しい。自演乙選手が言っているみたいに自分の役割を知って、それをやるのも大事。俺もそれでK-1に出ていると思うし。みんなが自分のカラーを出せばもっと評価される。
逆に日菜太選手とか小比類巻選手が言ったみたいに実力も必要。やっぱりみんなは強い人を見たいと思うから。だから俺は魔裟斗さんを見て不動のチャンピオンだなと思うし、そういう選手が出てこないとダメ。みんなそれを目指してやっていけばいいと思う」と魔裟斗引退後のMAXをどう盛り上げるべきかを上手くまとめあげた。
場面場面の言葉や行動では“狂犬”ぶりを見せるものの、K-1MAXというイベントの盛り上げを意識した発言を残す渡辺。その言葉通り、来年以降、この男がMAXを引っ張っていく存在となるか?
FEG 「K-1
WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL」 2009年10月26日(月) 神奈川・横浜アリーナ 開場16:30 開始18:00 <追加対戦カード> ▼スーパーファイト 武田幸三引退試合 K-1ルール 3分3R延長1R 武田幸三(治政館/元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者) VS アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ) ▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R 小比類巻太信(BRAVI
RAGAZZI) VS ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME) ▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R 日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin
Family) VS マイク・ザンビディス(ギリシャ/Zambidis Club) ▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R 長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾) VS シュー・イェン(北京盛華国際武術クラブ) ▼スーパーファイト K-1ルール 62kg契約 3分3R延長1R 渡辺一久(フリー) VS チョン・ジェヒ(韓国/Busan
Taesan) <決定対戦カード>
▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R 山本優弥(全日本キックボクシング連盟/青春塾/2009年日本準優勝) VS ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)
▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/2005&2007年世界王者)
VS ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004&2006年世界王者) ▼世界トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
山本×ペトロシアンの勝者 VS サワー×ブアカーオの勝者 ▼世界トーナメント リザーブファイト 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2006&2007年日本優勝) VS 城戸康裕(谷山/2008年日本優勝) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
HIROYA(主催者推薦/2008年優勝/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/2年) VS 日下部竜也(主催者推薦/2008年第3位/愛知県立豊田高校/2年) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
藤鬥嘩裟(関東地区Aブロック優勝/元J-NETWORKフライ級王者/勇志国際高等学校/2年) VS 石田勝希(主催者推薦/2009年全日本新空手道選手権大会軽中量級優勝/初芝立命高等学校/2年) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
嶋田翔太(主催者推薦/昨年第3位/私立西武台高校/3年) VS 秋元晧貴(中部地区優勝/愛知県立三好高等学校/2年)
<チケット料金> SRS席 25,000円/SS席 15,000円/S席 10,000円/A席 6,000円
<チケット発売場所> チケットぴあ=TEL:0570−02−9999 ローソンチケット=TEL:0570−084−003(Lコード:32260)
CNプレイガイド=TEL:0570−08−9999 キョードー東京=TEL:03−3498−9999 イープラス=http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可 <お問い合わせ>
チケットに関するお問い合わせ キョードー東京 03−3498−9999 大会に関するお問い合わせ FEG 03−3796−5060
●K-1 WORLD MAX2009年間日程
10月26日(月)神奈川・横浜アリーナ FINAL |