7月1日(水)東京・蒲田にある大田区区民ホール アプリコで行われた「東京でオリンピックを開催しよう! オリンピックメダリストによるトークショー」にバルセロナ五輪柔道金メダリストでもある吉田秀彦が参加した。
2016年のオリンピック招致に向けて、東京都と区市町村が共同で行っているオリンピックムーブメントの一環として開催された今回のイベント。
バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子が公演を行った後、吉田は高校時代からの先輩であり、同じバルセロナ五輪で金メダリストを獲得した古賀稔彦と共に登場し、トークショーを行った。
トークショーは先輩の古賀が話をリードする形で展開。2人の出会いやバルセロナ五輪の話題が中心となり、バルセロナ五輪の大会10日前に古賀が吉田との練習で左膝を負傷した時のことに話が及ぶと「吉田が怪我させたみたいに言われてましたけど、本当はあれは僕が技をかけて勝手に怪我しちゃったんです、実は吉田は僕の技の受け手として立ってただけだったんですよ」(古賀)
「僕は古賀先輩と同部屋だったんですが、僕が先に金メダルを取って、メダルを取ったその日は古賀先輩と同じ部屋で眠れなかったです」(吉田)という裏話も飛び出し、集まった観客は2人の話に聞き入っていた。
その後、トークショーには松原忠義・大田区長も参加。古賀と吉田はそれぞれ「今の時代は忙しすぎて感動する瞬間がないと思います。でも感動する瞬間というのは生き方を変える瞬間でもあるし、暗い話題が多い中で未来を見据えた考え方に変えてくれます。
オリンピックの中の感動はそういうものだと思っているので、まずは自分が出来るところから(オリンピック招致活動を)盛り上げて行きたいです」(古賀)「僕が言いたいことはほとんど古賀先輩が言ったんですが(笑)、みんなで盛り上げていきましょう!」(吉田)とオリンピック招致への想いを語った。
イベント終了後、囲み取材に応じた吉田は次戦の予定について「まだ何も聞いてません」とコメント。6・24の記者会見でワールドビクトリーロードの國保尊弘代表が「吉田選手の出場の可能性は50%。ライトヘビー級で試合をする場合は減量もありますので、今月中には出場するかどうかを決めたい」と発言していたが、吉田は「具体的な話はまだしていません。早く決まるといいんですけど、僕は待つしかないですね」と現時点で試合出場に関して進展はない様子。
すでに8・2「戦極〜第九陣〜」の対戦カードが9試合発表されたことを聞くと「じゃあ自分はセコンドに回ろうかな(笑)」とした吉田だったが「減量もあるんで直前のオファーになったらヘビー級だと思いますけど、(試合が決まっても)練習しているんで大丈夫だと思います。
今までも急なオファーで試合をしたこともありますし、おとなしく待っています」と「戦極〜第九陣〜」への出場の可能性があることを示唆した。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R 北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者) VS 廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R 日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R 小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 決勝 日沖×金原の勝者 VS 小見川×サンドロの勝者 ▼戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R 三崎和雄(GRABAKA) VS 中村和裕(吉田道場)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R 藤田和之(藤田事務所) VS ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ(ブルガリア/SKアブソリュートブルガリア/韓国サンボ連盟)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)
VS
チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル)
▼戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛(GRABAKA)
VS
ダン・ホーンバックル(アメリカ/McVicker's Martial Arts Academy)
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R 光岡映二(フリー) VS クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT
Squad) <チケット料金> VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 ●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館) |