10月19日(月)千葉・南行徳にある小比類巻道場にて、小比類巻太信(BRAVI RAGAZZI)が公開練習を行った。小比類巻は10月26日(月)横浜アリーナで開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL』スーパーファイトでドラゴ(アルメニア)と対戦する。
今年の日本代表決定トーナメントで優勝を果たすものの、右足の負傷により世界トーナメントを欠場していた小比類巻。右足の状態は水が溜まって「痛みがあって歩けない」状態だったという。
「(欠場期間に魔裟斗の引退が発表されたが)正直、他人のことよりも自分のことの方が…気にしないと言ったら嘘になりますけど。復帰して戦いたいというよりも早く足を治さなきゃと思ってました。(世界トーナメント1回戦で対戦する予定だった)イム・チビンは右足を捨ててもいけると思ったけど、さすがに足をつくのも出来ないからなって(苦笑)。そういうことを考えてました。あんまり思いたくはないけど、自信は失いましたね」 しかし様々な治療を施し、約3カ月の休養期間を設けて負傷箇所は完治。「足が治って体も動くし、持っている才能はまだ活かせる、そういう気持ちです」と8月から本格的なトレーニングを再開した。 対戦カード発表記者会見では「今までのドラゴの試合を見て、自分が試合をして倒せる穴が3つあることが分かりました」と宣言していた小比類巻。普段の練習では「ドラゴ選手はプレッシャーをかけてくると思うんで、それに押されないような練習をしてます。ドラゴ選手が前に来るなら自分から仕掛けるし、圧力に負けないようにします」とドラゴ対策を練っている。 この日は2分2Rのマススパーリングを公開した小比類巻はパンチで突っ込んでくる相手に対して前足に鋭いローキックを叩き込み、そこから左ミドルやハイキック、飛びヒザ蹴りといった多彩な蹴り技を披露。
さらに小比類巻は相手の腿へのかかと落とし(※ヴァレリーキック)、スイッチした構えからのアッパーなど、今までにあまり見せたことのない技も次々と繰り出していった。 そして小比類巻は「綺麗にKO勝ちをして大晦日Dynamite!!に出たいです。そして魔裟斗選手が選んでくれたら、魔裟斗選手とやりたいと思います。
魔裟斗選手の最後の試合でもあるし、もう一回魔裟斗選手とやりたい。まだDynamite!!に出たことがないんで今年は出たいと思います」と、大晦日に引退試合を行うことが決まっている魔裟斗の対戦相手に名乗りを挙げる。 共にK-1MAXを創成期から支えてきたライバルとして「魔裟斗とMAXを作ってきたという気持ちはる?
それはありますね。全日本キックの頃からそうだったんで。(魔裟斗と試合をする時は気持ちが違う?)はい、違います。最初に二人からスタートしただけあって気持ちは違います。昔は挨拶もしなかったけど、今では挨拶もするし、昔ほど感情的なものはないです。三回目の試合でそういうものは終わったと思っています」と魔裟斗について話す小比類巻。 「もし四度目の対戦が決まったら、また違う気持ちになると思います。魔裟斗選手が最後の試合だという気持ちと、彼の人生が違うところに行くということで、同じ戦いをしてきた選手として、上手く行って欲しいと送りたい、そういう気持ちです。そこで2人のストーリーは完結?
そうですね」と四度目の魔裟斗戦への想いを語っている。 魔裟斗が引退すれば、小比類巻には日本人としてK-1MAXを引っ張っていく役割も期待もされる。「僕は前に進むだけです。まずは日本をとって、サワーやブアカーオといった選手としのぎを削り、倒していく選手になりたいです。ドラゴ戦では自分が持っている才能を技で見せ付けたい」と小比類巻。ドラゴ戦を更なる飛躍への第一歩となるか!? FEG
「K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL」 2009年10月26日(月) 神奈川・横浜アリーナ
開場16:30 開始18:00 <決定対戦カード> ▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
山本優弥(青春塾/2009年日本準優勝) VS ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス) ▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/2005&2007年世界王者) VS ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004&2006年世界王者) ▼世界トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
山本×ペトロシアンの勝者 VS サワー×ブアカーオの勝者 ▼世界トーナメント リザーブファイト 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2006&2007年日本優勝) VS 城戸康裕(谷山/2008年日本優勝) ▼スーパーファイト 武田幸三引退試合 K-1ルール 3分3R延長1R
武田幸三(治政館/元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者) VS アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ) ▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
小比類巻太信(BRAVI RAGAZZI) VS ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME) ▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family) VS マイク・ザンビディス(ギリシャ/Zambidis Club) ▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾) VS シュー・イェン(北京盛華国際武術クラブ) ▼スーパーファイト K-1ルール 62kg契約 3分3R延長1R
渡辺一久(フリー) VS チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan)
▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ/2008年世界準優勝) VS トゥファン“ストーム”サラフズン(イラン/ペルシアンZ) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
HIROYA(主催者推薦/2008年優勝/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/2年) VS 日下部竜也(主催者推薦/2008年第3位/愛知県立豊田高校/2年) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
藤鬥嘩裟(関東地区Aブロック優勝/元J-NETWORKフライ級王者/勇志国際高等学校/2年) VS 石田勝希(主催者推薦/2009年全日本新空手道選手権大会軽中量級優勝/初芝立命高等学校/2年) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
嶋田翔太(主催者推薦/昨年第3位/私立西武台高校/3年) VS 秋元晧貴(中部地区優勝/愛知県立三好高等学校/2年) ▼K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
宮元啓介(関東地区Bブロック優勝/東野高等学校/2年) VS 野杁正明(主催者推薦/至学館高等学校/1年)
<チケット料金> SRS席 25,000円/SS席 15,000円/S席 10,000円/A席 6,000円
<チケット発売場所> チケットぴあ=TEL:0570−02−9999 ローソンチケット=TEL:0570−084−003(Lコード:32260)
CNプレイガイド=TEL:0570−08−9999 キョードー東京=TEL:03−3498−9999 イープラス=http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可 <お問い合わせ>
チケットに関するお問い合わせ キョードー東京 03−3498−9999 大会に関するお問い合わせ FEG 03−3796−5060
●K-1 WORLD MAX2009年間日程
10月26日(月)神奈川・横浜アリーナ FINAL |