12月6日(日)都内ホテルにて、昨日5日(土)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2009 FINAL』の一夜明け会見が行われた。
会見に出席したK-1イベントプロデューサー谷川貞治FEG代表は、冒頭に挨拶したのみで席をゴールデン・グローリーのマネージャーであるバス・ブーン氏に譲り、記者たちの席に陣取ると、元格闘技雑誌編集長の血が騒いだのかブーン氏に公開質問を行った。
「シュルト選手が強すぎてもう相手がいないんですが、彼を脅かすのは誰になると思いますか?」との質問に、ブーン氏は「同じチームのアリスター・オーフレイムとエロール・ジマーマンだろう」と回答。
「なぜかと言えば、彼らは同じチームだがシュルトは今回のトーナメント前にはルーマニアで練習をしていた。それは同じチーム同士の対戦になっても、相手に勝ちを譲るのではなくKOを目指す環境を作るためです。同じチーム同士でもライバル意識を持たせるようにトレーニングをさせているんですよ。毎週水曜日には試合さながらのスパーリングをしていて、そこではKOが生まれるようなハードな練習をしています。試合になれば倒し合う練習をしているので、アリスターとジマーマンがいい相手になるでしょう」
この回答に谷川代表はすかさず「では、同じチーム同士の対戦を組んでもいいんですね?」と追撃の質問。ブーン氏は「もちろん、問題ない」と断言した。
「実際、トーナメント前の選手たちはお互いにKOすると言い合っていたので、それを2カ月も聞かされていた。それがしばらくはなくなるのでホッとしたよ」とブーン氏。同じチームであっても、試合になればKOを狙っていく試合をさせると約束した。
★12・5「K-1
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