↑発言や態度で石川(左)を挑発しまくる才賀
6月3日(木)都内ホテルにて記者会見が行われ、7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD MAX2010』ミドル級(−70kg)の世界トーナメント1回戦とライト級(−63kg)の日本トーナメント決勝戦の対戦カードが発表となった。
真っ先に挑発し合ったのは準々決勝で対戦が決まった石川直生(青春塾)と才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)だった。カメラマンから向かい合って欲しいとの指示があると、才賀が石川の目の前に手を出して指差しポーズ。写真撮影が終わると石川の方から握手を求め、才賀が手を握ろうとした瞬間に石川がサッと手を引っ込めて空かした。
お互いの印象を聞かれると、才賀は「印象はE.T.に似ている。警戒するのは特に何も考えてない」と言葉でも挑発し、石川は「楽しいですね。俺は今まで挑発する側だったので、される側になるのは悪くない。紀左衛門選手の印象は、21歳の頃の俺よりは強い。そんな程度です。あとはルールのあるリング上で、まだ殺し合いじゃないけれど喧嘩はまだしたことがないと思うので、そういう選手は怖くないです。俺の見ているのは1回戦じゃないし。俺のことをE.T.と言ったのは凄くうまい(笑)。そういう才能はある」と大人のコメントで切り替えした。
以下、記者との質疑応答。
ーー上松選手に質問です。70kgという階級を見ていた時の気持ちと、初めてK-1に上がった時の気持ちとこれからどうしていきたいかを教えてください。
上松「元々70kg級を見てこの世界に入ろうと決めて、上京してキックボクシングを始めました。自分が立ちたいという気持ちは人一倍強かったんですが、70kgばかりで自分の階級は新設されなくて。その中で早く作って欲しかったし、自分が輝ける舞台を作って欲しかった。
その中で前回大会が出来たことは凄くありがたいんですけれど、最初というのもあって会場も小さいし、ゴールデンタイムでの放送もないし。でも今回、やっと70kg級と並ぶことが出来て大きい会場でゴールデンでしっかり放送もあって、全国のみんなに自分の姿を見せられる。絶対に自分が一番印象に残る、自分が一番カッコいい姿を見せて自分が中心に立ちたい。しっかり70kgを超えて、ここから63kgが中心になって回っていけるように、この大会に懸けたいと思います」
ーー裕樹選手と大和選手に質問ですが、この対戦カードを聞いた時にどう思ったのかと、相手の印象をお願いします。
裕樹「対戦を聞いた時はとりあえず消耗戦になるという印象がありました。パンチが強いというのを前回の試合で見させてもらったし、噂でも聞いています。ただ、トーナメントなので次の試合を考えなければいけないのは当たり前なんですけれど、もうそんなことを言っていたら魔裟斗選手のように優勝は出来ないと思うので、1回戦から死んでいい覚悟で僕は殴り合いに行きます。もちろんローキックは使いますけれど、パンチでも僕は負けませんので、よろしく」
大和「僕は、多分1回戦の相手は裕樹選手だろうなとジムの会長とも話していたので、話が来た時は“そう来たか”と思いました。裕樹選手も言っていましたが、消耗戦になると思うので、僕も1回戦からガンガン行くつもりなので。1回戦から消耗戦で潰し合っても、結局、試合になれば強いヤツが勝つと思うので、誰と潰し合っても結局勝つのは自分だと思う。しっかり潰し合います。裕樹選手は何でも出来るイメージがある。しっかり潰し合って、上がりたいけれど、試合で証明したいと思います」
ーー尾崎選手と久保選手に質問ですが、お互いにバックボーンにテコンドーがあって、実績もそれぞれありますが、その部分で意識することはありますか?
尾崎「彼がテコンドーをやっていたのは知っていますし、キックに転向して注目もしていましたし、蹴りも強いなと思います。ですが、試合中にそれほどテコンドー技を出さないので、出してきたらそれ以上の蹴りを出そうと思いますけれど、その前に彼は若くて勢いがありますから、僕を潰しに来ると思う。テコンドーの先輩というよりも、世代交代を狙って潰しに来ると思います。僕はもう30になりましたし、あとプロでやれるのは数えるくらいしかやれないと思います。なので彼に対しては僕の格闘技人生、こんなに大きい舞台に上がれることはなかなかないと思いますので、人生を懸けて。優勝はもちろんしたいですけれど、1試合1試合に人生を懸けて試合をするつもりで1Rから僕が潰しに行きたいと思います。彼も1RからKOを狙ってくると思いますので、それに負けないように。テレビを見てくれる方は“おじさん代表”だと思って、おじさんの想いを背負って人生を懸けて試合をしたいと思います」
久保「僕の足技は小さい頃にテコンドーをやっていたんですけれど、それを活かすというよりかは、ムエタイベースの足技を意識していたので、全然尾崎選手の方がテコンドーの足技は上だと思う。そういった部分で勝負するわけではなくて……そんな感じです。尾崎選手が人生を懸けると言ってくださったので、僕も人生を懸けて尾崎選手を倒しに行きたいと思います」
ーー他の出場選手に比べて自分はここだけは負けない、絶対に他の選手よりも秀でていると思うものを教えてください。
裕樹「もちろんローキックですし、全力で闘うところ。正直、次は考えていないので2回戦のことは考えずに、1回戦から行くということは他のヤツには絶対に負けないです」
才賀「派手な蹴り」
尾崎「回転技と気持ち」
松本「ハートです」
上松「このトーナメントに懸ける想いです」
石川「この階級への想い。それを出せれば取れると思います」
大和「選手はみんな気持ちが強いと思うので、それは言いたくない。パンチ力ですかね。僕のパンチは人とは段違いだと思っています」
FEG
「K-1 WORLD MAX2010
−70kg World Championship Tournament FINAL16
−63kg Japan Tournament FINAL」
2010年7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30(予定)開始18:00(予定)
<決定対戦カード>
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(1) 3分3R延長1R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(2) 3分3R延長1R
久保優太(アンリミテッドジム/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(3) 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(4) 3分3R延長1R
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
上松VS松本の勝者
VS
久保VS尾崎の勝者
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
石川VS才賀の勝者
VS
大和VS裕樹の勝者
▼−63kg Japan Tournament 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席10,000円 A席6,000円
<チケット販売>
●K-1 プレミアムファンクラブ先行:5月28日(金)10:00〜6月6日(日)18:00
●デジタル先行:5月31日(月)10:00〜
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売:6月5日(土)10:00〜
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:34000)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
キョードー東京=TEL:03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=TEL:03-3796-5060
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