↑両目の下のあざが昨日の激闘を物語る初代ライト級王者の大和
7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2010〜−70kg World Championship Tournament FINAL16』の一夜明け会見が、6日(火)都内ホテルにて行われた。会見には「−63kg Japan Tournament」(ライト級)で優勝した大和哲也(大和)、「−70kg World Championship Tournament FINAL16」(ミドル級)で勝ち上がった佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)と長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)、そして谷川貞治FEG代表が出席。
全試合KO勝ちでライト級トーナメントを制し、初代チャンピオンとなった“豪腕ペンキ職人”大和は「昨日は1回戦から全てKOで試合を終わらせて優勝できたことを嬉しく思いますし、63kgのトーナメント自体がゴールデンで初めて放送されて、その一発目の大会だったので、僕自身も1人でも多くの人にインパクトを与える試合をしたいと思っていたので、そういう試合が出来たのはよかったと思いますし、達成感と安堵感があります。とにかくホッとしています。
チャンピオンになったのでこれから追われる立場になると思うんですけれど、今まで通りに気負わず、やるからには強いヤツとやりたいし、10月にやるならとことん強い外国人とやりたい。僕もK-1に上がる前からムエタイのリングでけっこう強いタイ人ともやってきているので、その自信もある。今度はK-1のリングで強豪と当たってしっかり倒して、またこの63kgを盛り上げられたらいいなと思います」と、感想と意気込みを語った。
試合後は「興奮しているのもあったし、決勝でダウンしたダメージもあったので寝るのが怖くて起きていて、ボーッとベルトを見ていました。勝ったんだなよな、と自分に言い聞かせながら夢を見るような感覚で過ごしていました。昨日は食欲もなかったので朝ご飯を食べて。寝れたのは1時間くらいですね。全然眠てないですけれど、今はそれよりも嬉しい気持ちでいっぱいです」という状態だった。
5月2日の開幕戦で国内60kg級最強の男である山本真弘からダウンを奪って判定勝ち、準々決勝でローキックの使い手・裕樹、準決勝で石川直生を破った才賀紀左衛門、そして決勝戦で優勝候補の久保優太と3連続KOしての完全優勝。その中で誰との試合が一番キツかったかとの質問には、「開幕戦もキツかったけれど、やはり決勝戦が一番キツかった。ダウンを奪われて、自分では効いてないつもりだったんですけれど、周りからは効いてたと言われたので」と、久保戦をあげた。
「花道で(塗装業の)親方が待っていて、抱きついた時に親方の目がうるんでいたのが印象的でした」と言い、「ペンキ職人はもちろん続けます。でもダメージが抜けるまでは親方にお願いして休ませてもらおうかな、と思っています(笑)。ある程度ダメージが抜けないと、足が痛くて足元からコケたらヤバイので。なるべく早く復帰したいですね。練習も仕事も両方頑張って続けます」と、両立していくという。
また、今夜は大好きな地元のCoCo壱番屋で「がっつりトッピングして」カレーを食べると笑った。
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