6月17日(木)東京・恵比寿にあるバンゲリングベイにて、中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)が公開練習を行った。中島は7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2010〜−63kg Japan Tournament FINAL』のトーナメント準々決勝でアルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)と対戦する。
大会まで残り20日を切ったこの日、中島は3分2Rのミット打ちを披露。1R目は、バンゲリングベイ・新田明臣代表の持つミットに、体をほぐす程度のパンチを打ち込んでいたが、2Rになると実戦形式のものへ。これまでにKOの山を築いてきた豪腕パンチだけでなく、ロー、ミドルを繰り出し好調をアピールした。
強烈なパンチの他に、目を引いたのは中島の上半身の筋肉。以前よりも厚みを増しており、「この前の試合(3・27日本代表決定トーナメント)が終わって、新田さんからプロテインをもらって大きくなりました。今まではちょくちょく飲んでいたんですけど、練習終わりに飲まされています。体重は2kg増えましたね。背中と肩周りが全部変わって、前よりもパンチのパワーがつきましたね」とパワーアップした体つきの秘密を明かした。
プロテイン摂取に加え、週2のフィジカルトレーニングにも着手。「ダンベルを使わないで自分の体重を使うトレーニングをトレーナーに見てもらっています。かなりきついトレーニングの後にプロテインを飲んでいるので、体つきは変わりましたね。(14戦して初の国際戦となるが)外国人選手はデカイので力負けしないように、これからも大きくしたいと思います」。
対戦相手のクラウスについては、「自分が中学2年生ぐらいのときにK-1MAXに出ていた選手で、やるのが楽しみです。パンチは強いし回転力もあります。何でも出来るイメージはあります」とコメント。
しかし、「今のクラウスが世界で優勝する姿を見ても楽しくないと思います。勝って世代交代したいですね」と勝利宣言。さらに「3月の時よりもレベルの上がった自分を見せられると思います。スピード、パワー、テクニックも上がりましたし、僕のパンチが当たれば一発で倒せると思います」と強気な自信も見せた。
3月の日本代表決定トーナメントでは、決勝戦で長島☆自演乙☆雄一郎に敗れ、プロデビュー以来続いていた連勝記録は13でストップ、初敗北を味わった。
緊張感が敗因だったと分析した中島は、ジム近くにある恵比寿ガーデンプレイスの人ごみの中で公開ミット打ちを行う日もあるという。「1カ月前から晴れた日に1時間ちょっと練習しています。以前よりも緊張しなくなりましたね」。
大会が行われる7月5日はちょうど中島の誕生日にあたる日。「勝ってトロフィーを自分にプレゼントしたいと思います。その先のことはまだ考えていないですけど、今はクラウス戦に集中していています。KOで勝ってもっと上に行きたいですね」と静かに闘志を燃やしていた。
FEG
「K-1 WORLD MAX2010
−70kg World Championship Tournament FINAL16
−63kg Japan Tournament FINAL」
2010年7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30(予定)開始18:00(予定)
<決定対戦カード>
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(1) 3分3R延長1R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(2) 3分3R延長1R
久保優太(アンリミテッドジム/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(3) 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(4) 3分3R延長1R
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
上松VS松本の勝者
VS
久保VS尾崎の勝者
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
石川VS才賀の勝者
VS
大和VS裕樹の勝者
▼−63kg Japan Tournament 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席10,000円 A席6,000円
<チケット販売>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:34000)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
キョードー東京=TEL:03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=TEL:03-3796-5060
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