6月25日(金)東京・大森にあるLaughter7にて、佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)が公開練習を行った。佐藤は7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2010〜−70kg World Championship Tournament FINAL16』で山本優弥(青春塾)と対戦する。
この日の佐藤は3分3Rのシャドーボクシングと1Rのマススパーリングを披露。「正直、仕上がり具合はいい」と言うとおり、キレのあるテンカオ、左右のハイを繰り出し絶好調をアピールした。
今回対戦する山本とは、2005年2月6日に全日本キックのリングで対戦。佐藤が5度のダウンを奪って50−39の大差をつけて判定勝ちしているが、「倒し切れなかった自分に不甲斐なさが残りました」と試合を振り返る。
当初は1度対戦した清水貴彦との試合を組まれる予定だったが、清水がケガで欠場となったために、「気持ちが切れてしまいました。自分は当時キックルールでは敵がいない状態でした。『こんな試合はやりたくない』と思っていましたね。今思えばそんな気持ちでリングに上がって、申し訳なく思います。今は当時の自分を説教してやりたいぐらいですよ(苦笑)。圧勝だったにも関わらず、倒し切れなかったことで小森会長からは引退勧告まで出て、凄く辛い試合でした」。
それから約5年が経ち、次はK-1のリングで闘うことになった両者。「去年に関して言えば、山本選手の方が格上だと思います。自分は(GP一回戦で)ドラゴに負けているけど、山本選手は(GP準々決勝で)ドラゴに勝ってベスト4入りしています。去年はベスト16で負けて自分の存在感はなくなって1年が終わってしまいました。もう一回生き残るために必死ですよ」と一度勝っている相手とはいえ、全く油断はない。
現在、南アフリカではサッカーのワールドカップが開催され、日本はデンマークに勝利し、決勝トーナメント進出を決めたばかり。「寝ていて試合は見てないですけど、起きて結果を知って開口一番『オーッ!』と叫んでしまいましたよ。自分も勇気づけられて、世界的に活躍しないといけないなと思いました」。
日本代表メンバーの一人である本田圭佑とは「共通の知人がいて、2〜3年前に名古屋グランパスにいた時から知り合い」だという。
本田の世界の舞台での活躍を目の当たりにしたことから、「世界でやっていきたいという思いも強くなりました。客観的に見て自分の人生のピークは2008年。大変なところで何回も負けて地に落ちたけど、そこから積み上げてきた自信もあります。2008年が山なら、今はもっと大きな山に登ろうとしています。今までの最高は世界4位で、それは凄いことかもしれませんが、そこでは満足しません。有言実行でいきたいですね。言ったことは現実にするために言っています。他人にどう言われても自信はあります。結果は勝手に出てくると思います」と今回のトーナメント制覇に向け揺るぎない自信を見せる。
今年3月にはジョルジオ・ペトロシアンとの試合が決定していたが、ペトロシアンの負傷欠場によりこのカードは消滅。しかし、準備をしてきたことでディフェンス面が強化。さらに、ブアカーオ・ポー.プラムックや魔裟斗からダウンを奪った右ストレートに自信を見せており、「かなり殺傷能力が上がりましたね。以前から得意だった左フックと合わせて、パンチもキックも全部危ない技になっています」とニヤリ。本田の代名詞である無回転フリーキックから取った“無回転キック”も用意ずみ。
「理想のKOシーンは、最終3Rのラスト30秒で勝手に相手が倒れていれば」とフィニッシュシーンもバッチリ描いていた。
FEG
「K-1 WORLD MAX2010
−70kg World Championship Tournament FINAL16
−63kg Japan Tournament FINAL」
2010年7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30(予定)開始18:00(予定)
<決定対戦カード>
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(1) 3分3R延長1R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(2) 3分3R延長1R
久保優太(アンリミテッドジム/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(3) 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(4) 3分3R延長1R
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
上松VS松本の勝者
VS
久保VS尾崎の勝者
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
石川VS才賀の勝者
VS
大和VS裕樹の勝者
▼−63kg Japan Tournament 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼−63kg Japan Tournament FINAL第1リザーブファイト 3分3R
渡辺一久(フリー/元プロボクシング日本フェザー級王者)
VS
宮田和幸(Brave/シドニー五輪レスリングフリースタイル63kg級日本代表)
▼−63kg Japan Tournament FINAL第2リザーブファイト 3分3R
“狂拳”竹内裕二(菅原/WMAF世界&MA日本スーパーフェザー級王者)
VS
卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)
▼−63kg Japan Tournament FINAL第3リザーブファイト 3分3R
麻原将平(シルバーアックス/2008年RISE KAMINARIMON 60kgトーナメント優勝))
VS
谷山俊樹(谷山/MA日本ライト級8位)
▼オープニングファイト K-1ルール 70kg契約 3分3R
小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISE 70kg級トーナメント2009優勝)
VS
タヒール・メンチチ(コソボ共和国/チーム・スーパープロ)
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席10,000円 A席6,000円
<チケット販売>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:34000)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
キョードー東京=TEL:03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=TEL:03-3796-5060
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