6月16日(水)東京・代官山にある伊原道場にて、日本ライト級王者・松本芳道(八景)が公開練習を行った。松本は7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2010〜−63kg Japan Tournament FINAL』のトーナメント準々決勝で上松大輔(チームドラゴン)と対戦する。
5月の1st
ROUNDでは、トーナメント優勝候補と言われた大月晴明からダウンを奪い判定勝ちした松本。
しかし、周りからの評価は以前と変わらず、むしろ「大月選手はもう年だから」「(大月は)負けても総合に転向するから」と“まぐれ勝ち”だったと評価する人がいたという。「それが実力だったんだよと。まぐれじゃないことを証明したい」とイラッとした表情を浮かべながら今回の一戦に鬱憤をぶつける。
対戦相手の上松については「動きは早いし、何でも出来る、教科書みたいな選手ですよね」と印象を語り、「自分にとってはやりやすい相手です。練習で自分はスピードのある人とやってきました。テクニックは向こうの方があると思いますが、上松選手は集中力が途切れてポカするイメージがあります。気持ちの強さ、打たれ強さでは自分は負けません」と勝利に自信を見せていた。
上松戦をクリアーしても、準決勝、決勝戦と、優勝まで1日3試合をこなさないといけない過酷なトーナメントとなるが、「朝起きてダッシュ。夜はスタミナトレーニングを重点的にやってきて、1日3試合できるようにいつもの2倍練習しています」とスタミナ面で不安はない様子。
「1試合目(準々決勝)を1R、2試合目(準決勝)を2R、3試合目(決勝戦)を3Rと考えていて、全部倒しにいきます。誰が来ても殴り合いにきたら、自分も行っちゃうので早期決着になるでしょう」と短期勝負も辞さない構えのようだ。
しかし、優勝する自信の程を訊かれると、「自分の戦績は16戦13勝(5KO)2敗1分なんですけど、2敗はサウスポーの相手だったんです。久保(優太)選手が勝ち上がってきたら一番の壁になります。尾崎(圭司)選手に勝ち上がって欲しいですね。優勝する確率はわかりません」とした。
公開練習では3分2Rのパンチのみのミット打ちとキックを加えたミット打ちを披露。左右大きさの違うグローブをしていたが、「右手は大月戦で傷めたもので、バンテージを厚くして痛くないようにしています。試合では問題ありません」(大月戦では歯も欠けたという)。
会見最後には、「今回のトーナメントで人生が一番かかっているのは自分」と話した松本。「港の荷役作業の仕事を休んでいたら、仕事の籍がなくなっていました。もう自分は日雇い労働者みたいなもの。K-1で使われなくなって、キックでも使われなくなり、ケガでもしたらもう乞食ですよ。家族もいるので負けられない」。
背水の覚悟で臨む松本。大月を撃破した勢いで松本が一気に頂点を狙う。
FEG
「K-1 WORLD MAX2010
−70kg World Championship Tournament FINAL16
−63kg Japan Tournament FINAL」
2010年7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30(予定)開始18:00(予定)
<決定対戦カード>
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(1) 3分3R延長1R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(2) 3分3R延長1R
久保優太(アンリミテッドジム/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(3) 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(4) 3分3R延長1R
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
上松VS松本の勝者
VS
久保VS尾崎の勝者
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
石川VS才賀の勝者
VS
大和VS裕樹の勝者
▼−63kg Japan Tournament 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席10,000円 A席6,000円
<チケット販売>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:34000)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
キョードー東京=TEL:03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=TEL:03-3796-5060
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