↑(左から)ミドル級世界トーナメントに出場する佐藤、長島、中島、山本
6月3日(木)都内ホテルにて記者会見が行われ、7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1
WORLD MAX2010』ミドル級(−70kg)の世界トーナメント1回戦とライト級(−63kg)の日本トーナメント決勝戦の対戦カードが発表となった。
第1部のライト級に続いて行われた第2部では、ミドル級の世界トーナメントについての発表が行われた。今年は例年のように日本で16名による開幕戦、8名による準々決勝、4名による準決勝・決勝の3大会が行われるのではなく、日本人中心の3試合のみ1回戦が今回行われ、残りの1回戦5試合は9月中旬に海外(フランスが有力)で行われることになった。
日本人の出場選手は日本トーナメントで優勝した長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)、主催者推薦で佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)、そしてファン投票で4万票という圧倒的な支持を受けた日本トーナメント準優勝者・中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)、そして昨年ベスト4の実績がある山本優弥(青春塾)の4名に決定。
ファン投票の結果は、1長島☆自演乙☆雄一郎、2中島弘貴、3龍二、4城戸康裕、5日菜太、6TATSUJI、7名城裕司という結果になっている。
対戦カードは佐藤VS山本の日本人対決、長島VSアンドレ・ジダ(ブラジル)、中島VSアルバート・クラウス(オランダ)となった。
9月ヨーロッパで行われる1回戦には、昨年の世界王者ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)を筆頭に、以下のメンバーがリストアップされている。
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/K-1 WORLD MAX2009準優勝)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン・オデッサ/K-1 WORLD MAX2009ベスト4)
イ・スファン(韓国/KHAN/仁川ムビ)K-1 AWARD&MAX KOREA2009準優勝)
モハメド・カマル(モロッコ/K-1 WORLD MAX 2010 West Europeトーナメント優勝)
ヴィタリ・ウルコフ(ベラルーシ/パトリオット/K-1 WORLD MAX 2010 East Europeトーナメント優勝)
ミハウ・グロガフスキー(ポーランド/TKKFシェドリツェ/K-1 WORLD MAX 2008ポーランド大会優勝)
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック/K-1 WORLD MAX 2004&2006優勝)またはパヨンソック(タイ=パジョンスック・ルークプラバーツ、5・29『IT’s
SHOWTIME』で佐藤嘉洋に判定勝ち)
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME/K-1 WORLD MAX 2009ベスト8)またはシャヒッド(モロッコ/ゴールデン・チーム)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/アイアン)
会見に出席した日本人4選手は次のようにコメントしている。
中島「次の試合は前回の試合よりもっと強い自分を見せられると思います。クラウスに俺のパンチが当たったら必ず倒せるので、倒して勝ちたいと思います」
山本「一度死んだ身の僕をまたここに呼んでくれたK-1関係者の方々、ありがとうございます。そして僕に投票してくれた方々、本当にありがとうございます。そういう人たちの期待に応えたいので、そういう人たちが僕の身体に気持ちをたくさん入れてくれたので勝つことしか考えてないです。佐藤選手は強いですけれど、今、僕は凄いブルブルしていますけれどこれは多分、武者震いです。楽しみにしておいてください。倒します」
佐藤「こんにちは。愛を知る県、愛知県の佐藤嘉洋です。今年は3月の試合が空いてしまったので、毎月試合できるくらいの身体に仕上げて7、8、9、10、11、12月と毎月試合をするつもりです。7月5日も優弥選手とは前に1回やっているので、いろんなドラマがあると思いますけれど、自分は冷酷すぎるくらい冷静に闘えると思います」
長島「全世界のアニメファンの皆様、おはようございます。今回、日本チャンピオンになってもう1回世界に挑戦できることになりました。こんなチャンス2度とないと思っていますので、精一杯頑張ります。今回は絶対に僕が勝ちます。自分のため、関係者のため、そして応援してくれるファンの皆さんのために絶対に勝ちます。仮に情けないところを見せたら、今回協賛にも入っている5pbの社長にも怒られるので絶対に頑張ります。あと入場なんですけれど、格闘技とITをコラボさせて世界初のことを起こそうと思っているので期待しておいてください。TBSさん、FEGさん、協力お願いします」
以下、記者との質疑応答。
ーー佐藤選手と山本選手に質問ですが、以前に全日本キックで対戦(2005年2月6日、佐藤が5度のダウンを奪って50−39の判定勝ち)し、大差をつけて勝っていますが、その時の対戦を踏まえて今の印象を聞かせてください。
山本「5年前のことなのでアテにしないつもりでいます。僕は佐藤選手のことをファイターとしても人間としても尊敬していますが、何も関係ないので、どうやってでも何をやってでも勝ちたいと思います」
佐藤「当時はルールが違うので、ヒジありヒザありのルールでした。今回は優弥選手の方が多分得意なルールだし、去年に関しては僕の方が格下なので何の油断もないです。言葉は悪いですが、確実に殺しに行きます」
ーー中島選手に質問ですが、今回レベルアップしたところとクラウスの印象を聞かせてください。
中島「上がったところは全部です。レベルを上げて試合に出せると思うんです。クラウスは何でも出来る感じがするんですけれど、やるからにはやるしかないので倒しに行きます」
ーー長島選手にお聞きします。まずそのコスプレの説明、次に相手選手の印象、それと先ほど言われた入場のヒントを教えてください。
「今回のコスプレは『バカとテストと召喚獣』の木下優子の衣装を着た木下秀吉です。ちなみにこれは、女の子のキャラクターではございません。秀吉キャラです。
ジダの印象は背が高くて顔が怖いです。とりあえず一発があるなって感じですね。しっかり見て、距離をとってがーどして、3Rで決着をつけていったらいいかな〜って感じですね。
入場に関しては、あまり詳しいことは禁則事項なんですけれども、Webの世界では大体当たり前になってきたプログラムを使って、ちょっと面白いことをしたいんですよね。もうちょっと? じゃあ、この前、箱根で等身大のエヴァンゲリオンを作ろうという計画があったんですね。1日で潰れましたけれど。言うたらそれです。以上です」
ーー長島選手は格闘技雑誌を見ても分かるとおり、日本チャンピオンとして認められていない、偶然優勝したと思われている節があると思います。今回のジダ戦も多分負けるんじゃないかと思っている人も多数を占めると思いますが、その点はいかがでしょうか?
長島「あまり期待されない方が僕は自由にやれるんで、それはそれで嬉しいですね。だけど、前回の日本トーナメントで自分は変わったからこそああいう結果が生まれたと思っています。今回、日本トーナメントから自分はもう1回変わっているはずなんで、皆さんそれを見てください」
ーー中島選手、去年の世界トーナメントで長島選手がクラウスにKO負けしていますが、中島選手はトーナメント決勝戦でその長島選手に負けています。そのクラウス選手と対することに一言。
中島「それでクラウスに勝って、また長島選手と闘って打ち合って勝てば、取り戻せると思うので絶対に勝ちます」
なお、ベスト8による決勝トーナメントは10月下旬か11月上旬に日本での開催を予定している。
FEG
「K-1 WORLD MAX2010
−70kg World Championship Tournament FINAL16
−63kg Japan Tournament FINAL」
2010年7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30(予定)開始18:00(予定)
<決定対戦カード>
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)
▼−70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(1) 3分3R延長1R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
松本芳道(八景/日本ライト級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(2) 3分3R延長1R
久保優太(アンリミテッドジム/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(3) 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
▼−63kg Japan Tournament 準々決勝(4) 3分3R延長1R
大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
上松VS松本の勝者
VS
久保VS尾崎の勝者
▼−63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
石川VS才賀の勝者
VS
大和VS裕樹の勝者
▼−63kg Japan Tournament 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
<チケット料金>
SRS席20,000円 RS席13,000円 S席10,000円 A席6,000円
<チケット販売>
●K-1 プレミアムファンクラブ先行:5月28日(金)10:00〜6月6日(日)18:00
●デジタル先行:5月31日(月)10:00〜
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売:6月5日(土)10:00〜
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:34000)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
キョードー東京=TEL:03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=TEL:03-3796-5060
|