▼オープニングファイト第3試合 −63kg Japan Tournament FINAL第2リザーブファイト 3分3R ○卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27 ●“狂拳”竹内裕二(菅原/WMAF世界&MA日本スーパーフェザー級王者)
優勝候補に挙げられる注目選手であったにも関わらず、5・2JCBホールでのライト級GP開幕戦で裕樹のハイキックに散った竹内。リザーバーとなってトーナメント復活への希望をつなぐか。対するは『K-1甲子園』出身(2008年準優勝)で、プロ転向後は負けなしの卜部弟。ここで格上の竹内を喰えば、一気に名を上げることが可能だ。
1R、サウスポーの卜部は左ハイキック、続く左ローはローブローに。左ハイキックを狙っていく卜部は、左ローも散らしていき、左ストレートを突き刺す。竹内もボディを叩きながら左右フック、卜部のローに左フックを合わせていく。 竹内が意表を突くバックブロー、卜部は飛びヒザ蹴りを放つ! ロープに寄りかかってノーガードでパンチをかわそうとする竹内に、卜部が左ストレートを何度もヒットさせ、ローにつないでいく。オープンスコアは10-9で卜部。
2R、卜部は左ハイキックから速い左ジャブの連打。竹内も連打で前へ詰めていく。ノーガードでパンチをかわして自分が打っていく竹内だが、卜部の顔面前蹴りをもらい、左ローで下がる。さらに左へ回り込みながら面白いようにワンツーをヒットさせ、左ハイキックを叩き込む卜部。 竹内はムキになってパンチで追いかけるが、卜部の長いリーチからのワンツーを逆にもらう。ワンツーをヒットさせては下がる卜部。ゴング直前、竹内は一気にラッシュをかけて卜部を下がらせていく。オープンスコアは2名が10-10、1名が10-9で卜部。 3R、左目尻から出血した竹内は右ストレートから左右フック、アッパーにつなげていくが、卜部がワンツーを打っては離れを繰り返して竹内のパンチをもらわない。ここで竹内にドクターチェック。再開後、距離を詰めて連打を見舞っていく竹内だが、卜部の的確なワンツー、右フックが目立つ。前に出てパンチを出していく竹内だが、卜部は連打から左ロー!
とにかく前進してパンチを放っていく竹内だが、卜部のパンチももらってしまい、左ローでガクッと体勢を崩す。卜部が飛びヒザ蹴り、さらに右ハイキック! 竹内必死の追い上げは実らず、卜部が完勝に近い形で金星を獲得した。
▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 70kg契約 3分3R ○小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISE 70kg級トーナメント2009優勝)
判定3-0 ※三者とも30-29 ●タヒール・メンチチ(コソボ共和国/チーム・スーパープロ)
RISEの70kg級トーナメント覇者の肩書きを引っ提げ、3・27K-1MAXでK-1デビューを果たした小宮(3RでTKO勝ち)。2戦目となる今回は、コソボ共和国出身で、アルバート・クラウスと同じチームに所属する初来日ファイター。
1R、長いリーチからパンチと蹴りを放ってくるメンチチに、小宮は右へ回り込みながらのローキック。右に左にと構えを変えるメンチチ、左右のフックを繰り出して前に出るが、小宮は潜り込んでパンチを見舞っていく。メンチチはクリンチが多く、口頭注意を受ける。オープンスコアは10-10のイーブン。 2R、メンチチのハイキックを空振りさせ、右ローを蹴っていく小宮。さらに潜り込みながらパンチを連打し、得意の右ストレート。ここで組み付いたメンチチがまたも注意を受ける。メンチチは片手を引っ掛けてのヒザ蹴りで何度も顔面を狙い、小宮は間合いを詰めてパンチを繰り出していく。
メンチチの長いリーチに苦しむ小宮、右ストレートで入っていくが、メンチチに捕まってしまう。小宮の右ローにメンチチが打点の高いヒザ蹴り。小宮山飛びヒザ蹴りから距離を詰めてのパンチ、しかしまたもメンチチのクリンチに捕まってヒザをもらう。業を煮やした小宮はサバ折りでメンチチをマットに叩きつけた。オープンスコアはこのラウンドも10-10のイーブン。 3R、右ストレートと右ローで強引に前へ出る小宮、メンチチは片手を引っ掛けての顔面ヒザ、そして長いリーチから繰り出すストレートで応戦する。右ロー、右ストレートからの右フックで小宮が前へ出る。しかし、メンチチも左フックを叩きつけて片腕を小宮に巻きつけてヒザ蹴り。小宮はそのまま殴り続ける。
もつれ合いながらお互いにパンチを繰り出し、泥試合の様相に。ひたすら前へ出てパンチを放つ小宮、蹴りから単発でパンチを伸ばすメンチチ。小宮はフラフラになりながらも前に出て、パンチを出してメンチチを追いかけた。この最終ラウンドで差が付き、小宮が苦しみながらも勝利をもぎ取った。
▼オープニングファイト第1試合 −63kg Japan Tournament FINAL第3リザーブファイト 3分3R ○谷山俊樹(谷山/MA日本ライト級8位)
判定3−0 ※29−27、29−28、29−28 ●麻原将平(シルバーアックス/2008年RISE KAMINARIMON 60kgトーナメント優勝)
オープニングを飾るのは5・2JCBホール大会でのライト級GP開幕戦で、卜部弘嵩に勝った谷山と、嶋田翔太を下した麻原の対戦。谷山ジム会長の息子で学生キックで腕を磨いた谷山、正道会館で空手を学びキックに転向した麻原。共にハイキックを得意とする。
1R、麻原が右ローで先制、谷山も右ローを返す。共にパンチを連打し、谷山は右ロー、麻原は左右のミドルを蹴る。谷山の右ハイキックがかすめ、やや怯んだ麻原に谷山がパンチを連打。しかし、麻原もすぐに立て直して左ミドルを返す。 谷山が右ローを蹴って前へ出てきたところに麻原の右ストレートがヒット! すかさずパンチで詰めていく麻原に谷山もパンチを打ち返す。これが決めとなり、オープンスコアはジャッジ三者とも10−9で麻原。
2R、前に出てパンチのコンビネーションを放っていく谷山、右ローと右ミドルも繰り出す。麻原が飛びヒザ蹴りの直後に放った右ストレートに合わせた右ハイキックで谷山がダウンを奪う! 連打で一気に詰めていく谷山だが、麻原も右ストレートを返す。さらに右ミドルに右ストレートを合わせ、盛り返していく麻原。谷山もハイキックからの連打。パンチの回転力に優る谷山のラッシングに麻原は下がらされる。オープンスコアは谷山の10−8。 3R、谷山の右ミドルをキャッチして倒す麻原。谷山が右ハイキックを放つと、麻原が一気にパンチで前進して打ち合いに持っていく。谷山もこれに応え、足を止めての打ち合いとなったが、ガムシャラな麻原に対して谷山が的確にパンチを当てていく。
左フックからの飛びヒザ蹴りを放った麻原に、谷山がパンチで突進。そこへ飛びヒザ蹴りを合わせ、左ハイキックを放つ麻原だが、逆転はならず。谷山がパンチの連打で押し切った。
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