7月15日(水)東京・戸越銀座にあるJ-ROCK workout studioにて小見川道大(吉田道場)が公開練習を行った。小見川は8月2日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード「戦極〜第九陣〜」戦極フェザー級グランプリ2009準決勝でマルロン・サンドロ(ブラジル)と対戦する。
サンドロとの一戦に向けてボクシングのスパーリングを1R公開した小見川。ガードを高く上げた構えからプレッシャーをかけて連打を打ち込んだかと思えば、ガードをだらりと下げて相手のパンチをヒラリヒラリと交わしてディフェンス。
いきなり飛び掛って大振りのパンチを見せるなど、変幻自在のファイトスタイルで相手を幻惑した。
小見川を始めとする吉田道場勢は千葉県で2度の走り込み合宿を実施。最初の合宿は長距離、2度目の合宿は階段ダッシュなど心拍数を上げるものがメインで行われた。「スタミナもついたし、足がしっかりした」と合宿の成果を語る小見川。「走るということは人間の原点。合宿した場所も自然が多くて、海や山や川に囲まれた場所だった。空気もすごく綺麗だったし、全身に自然のパワーを入れてきた。動物的な闘争本能がつきましたね」と都会での練習にはないプラスの作用もあった。
さらに小見川は合宿所の近所にあったキックボクシングジムの菅原道場でもトレーニング。小見川の柔道時代の知り合いが菅原忠幸会長と知り合いだった関係で練習をさせてもらったという。
菅原道場と言えば5月の「Krush.3」で“60kg日本最強”の山本真弘(藤原)をKOした“狂拳”竹内裕二も所属することで知られるジム。小見川は体重も近いことがあり、竹内と7〜8Rにおよぶスパーリングを行った。
「マススパーリングを7〜8Rくらいやったんですけど、竹内選手はすごい上手かったです。特に右ストレートが上手かった。スパーリングが終わった後に右ストレートを伝授してもらいました。ただ色々と細かい技術がたくさんあって…全部は分からなかったですけど(笑)。でも見よう見まねでやってます」と小見川は竹内本人から“狂拳ストレート”を指導してもらったエピソードを明かした。
対戦相手のサンドロの映像に関して「ちょっと前はずっと見ていたけど、もうどういう選手なのか頭に入ってるんで見てません」という小見川は「もうイメージは頭の中で出来上がっている」とサンドロ攻略のイメージは万全。「タフな試合になると思いますよ。何か向こうは早めに決めたいみたいなこと言ってるみたいですけど、俺は5分3Rみっちり痛めつけてやろうかな」と不敵に笑った。
さらにチャンピンへの意気込みを聞かれた小見川は、おもむろに携帯電話を取り出すと、その画面の中のイラストを披露し「これが全てです」とニヤリ。
小見川の携帯電話の中にあったイラストは小見川自身が描いたもので、何とチャンピオンベルトを巻いている自分の姿!
「2週間くらい前に寝苦しかったんで描いてみました。(絵を描くのは普段からの趣味?)こう頭の中にイメージが出てくると収まらなくなって描いちゃうんですよ」と意外な一面を見せた小見川。このイラストは現実のものとなるか?
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者)
VS
廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場)
▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者)
VS
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
▼戦極フェザー級グランプリ2009 決勝
日沖×金原の勝者
VS
小見川×サンドロの勝者
▼戦極フェザー級グランプリ2009 リザーブマッチ 5分3R
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
VS
マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack)
▼戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R
三崎和雄(GRABAKA)
VS
中村和裕(吉田道場)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
藤田和之(藤田事務所)
VS
ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ(ブルガリア/SKアブソリュートブルガリア/韓国サンボ連盟)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)
VS
チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル)
▼戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛(GRABAKA)
VS
ダン・ホーンバックル(アメリカ/McVicker's Martial Arts Academy)
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二(フリー)
VS
クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT Squad)
▼オープニングファイト ドン・キホーテpresents戦極G!杯 バンタム級決勝 5分2R
沼尻 健(木口道場)
VS
小森亮介(吉田道場)
▼オープニングファイト ドン・キホーテpresents戦極G!杯 フェザー級決勝 5分2R
大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手)
VS
原井 徹(毛利道場)
▼オープニングファイト ドン・キホーテpresents戦極G!杯 ライト級決勝 5分2R
安藤晃司(和術慧舟會東京本部)
VS
臼田育男(木口道場)
<チケット料金>
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き)
SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極夏祭り
2009年8月2日(日)13:00〜
場所:さいたまスーパーアリーナ入り口付近会場内外
●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝
9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館)
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