7月22日(水)東京・戸越銀座にあるJ-ROCK
workout studioにて光岡映二(フリー)が公開練習を行った。光岡は8月2日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第九陣〜』でクレイ・フレンチ(アメリカ)と対戦する。
盟友・宇野薫を相手に3分1Rの総合形式のスパーリングを行った光岡。光岡は宇野と打撃からタックル、グラウンドという流れるような動きでスパーリングを繰り広げ、調子の良さをうかがわせた。 光岡は今年5月に約10年間在籍していた和術慧舟會から独立、今回はフリーになって最初の試合となる。
フリーになると練習場所の確保など苦労することも多いが、光岡は「慧舟會にいた頃は守ってもらっている感じがしたんですけど、今はもう自分でやるしかない。試合まで2カ月間ずっと追い込む練習をしていて、疲労がすぐには抜けないくらい追い込んで練習出来るようになりました」という。 現在の光岡の主な練習場所は公開練習を行ったJ-ROCK
workout studio、ロータス パラエストラ世田谷、秋山成勲のクラウド秋山道場、レンジャー品川ジム、和田良覚トレーナーの指導するフィジカルトレーニング。 「慧舟會にいた頃もいい練習が出来ていたんですが、後輩も多かったし、自己満足してしまうような練習があったかもしれないです。
でも今は出稽古が中心の練習になって、練習相手が力強くぶつかってきてくれるし、トップで頑張っている選手も多いんで、いい意味で頑張らなくちゃいけないという気持ちになる」と光岡。 「ロータスでは青木選手や北岡選手とも練習するんですが、あそこにはライト級のトップ選手が集まっているんで、自分の力を試すことが出来るんですよね。秋山さんとは秋山さんがUFCに出る直前まで一緒に練習していました。
人それぞれいいところがあって、得るものがある。公開練習の相手をしてくれた宇野君もそうだし、こうやって一緒に練習してくれる人がいるのは本当に助かります」と充実した練習を送ることが出来ている様子。 対戦カード発表記者会見ではフィジカルトレーニングの成果を語っていた光岡は、この日も「練習をやっていても、今までは取れなかったところが自信を持って取れるようになったんですよ。トレーナーの和田さんからも太鼓判も押されています」とその成果を口にし、公開練習後の囲み取材に同席した宇野は「自分から積極的に出稽古に出向いて練習していて、すごく調子がいい状態だと思います。あとは今までとは違う環境での練習だったので、コンディショニングですね」と光岡の仕上がり具合を語った。 対戦相手のフレンチについて光岡は「レスラーで極めもあるしパンチ力もある。日本の試合では負けていますけど、KOTCのチャンピオンになっている選手。強い相手だと思うし、気を引き締めてやらないといけないと思います」と分析。
光岡と一緒にフレンチの試合映像を見て、大会当日もセコンドにつく宇野は「ビデオも見ましたし、今も研究しています。油断せずに光岡選手の自分のスタイルを出すことが勝利に近づくと思います」と続ける。 さらに「(光岡は)これまでやってきたこと、そこにプラスしたことが出せると思います。僕も出稽古で練習していると、今まで自分がやってきたものの中でどういう技が使えるのか。それが確認できるし、自信にもなるんです。
そして新しい技を教えてもらうこともある。今までやってきことをより確認できて、新しいものも分かって、すごくいいんですよ。だから光岡選手も新しいスタイルが出るんじゃないかなと思います」と宇野。 これを聞いていた光岡は「僕が持っている技で決まるものと決まらないものがあって、出稽古をしていると決まる技が分かるんですよ。宇野君の話はためになりました」と二コリ。「ニュースタイルは出せそうですか?」という質問には「僕は常にニュースタイルなんで(笑)。試合なんで何があるか分からないですけど、そうなると思います」と語っている。 会見の最後には「中日ドラゴンズが連勝中なんで僕も連勝したいです。試合が終わったらナゴヤドームで始球式をやらせていただければなと思います」と中日ファンっぷりをアピールした光岡。光岡はニュースタイルでフレンチを下し、始球式を引き寄せることができるか? ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」 2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ 開場14:00 開始16:00 <全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合)戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R 北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者)
VS 廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場) ▼セミファイナル(第9試合)戦極フェザー級グランプリ2009 決勝 5分3R
日沖×金原の勝者 VS 小見川×サンドロの勝者 ▼第8試合 戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R
三崎和雄(GRABAKA) VS 中村和裕(吉田道場) ▼第7試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
藤田和之(藤田事務所) VS ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ(ブルガリア/SKアブソリュートブルガリア/韓国サンボ連盟) ▼第6試合 戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛(GRABAKA) VS ダン・ホーンバックル(アメリカ/McVicker's Martial Arts Academy) ▼第5試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二(フリー) VS クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT Squad) ▼第4試合 戦極フェザー級グランプリ2009 リザーブマッチ 5分3R
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT) VS マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack) ▼第3試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) ▼第2試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級2位・TKO世界フェザー級王者) VS 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) ▼第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER) VS チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル) ▼オープニングファイト第3試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 ライト級決勝 5分2R
臼田育男(木口道場) VS 安藤晃司(和術慧舟會東京本部) ▼オープニングファイト第2試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 フェザー級決勝 5分2R
原井 徹(毛利道場) VS 大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手) ▼オープニングファイト第1試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 バンタム級決勝 5分2R
沼尻 健(木口道場) VS 小森亮介(吉田道場) <チケット料金>
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 ●戦極夏祭り
2009年8月2日(日)13:00〜 場所:さいたまスーパーアリーナ入り口付近会場内外 ●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館)
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