10月26日(月)横浜アリーナで開催されるFEG『K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL』の直前記者会見が、大会2日前となる24日(土)都内ホテルにて行われた。会見には日菜太(所用により欠席)を除く全出場選手が出席。
“魔裟斗抜き”で行われる初の世界決勝トーナメント。アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ)かブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)が優勝すれば史上初のV3を達成、山本優弥(青春塾)かジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)なら初優勝となる。
大晦日『Dynamite!!』の引退試合の相手として、魔裟斗が今年の世界王者との対戦を希望しているだけに、誰が優勝するのか二重の意味で注目が集まる今回のトーナメント。各選手は次のように意気込みを語っている。
山本
「ここまで来れたのはいろんな人たちに支えてもらったからだと思います。優勝することが恩返しになるので、優勝する準備をしてきました」
ペトロシアン
「私も準備をしてきました。いい試合が出来ることを望んでいます。目標はファイナルまで行って勝つことです」
サワー
「この日に向けて長い道のりをやってきました。準備は充分に出来ている。必ず勝ちます」
ブアカーオ
「みんなチャンピオンを目指して練習してきたでしょうが、私もぜひチャンピオンを目指したいと思います」
続いての質疑応答では、他の選手の状態や雰囲気を見ての印象を各選手が聞かれた。
山本
「最初に言ったとおり、優勝することが目標なので誰に勝ちたいとか誰とやりたいではない。だから誰を見ても何とも思いません」
ペトロシアン
「3人ともここに来ているということは、強くて練習が充分に出来ているということ。ブアカーオ、サワーはよく知っているので、山本に関してはリングの上で全ての結果が出ると思う」
サワー
「ここに来ているということはそれだけの実力があり、然るべき選手が試合をするということ。私はその中で勝って行きたいと思います」
ブアカーオ
「どの選手とも対戦している経験があるので、特に何も感じません」※山本優弥とは対戦していない
会見後はサワーのみが囲み取材を受け、次のように答えている。
「火曜日(20日)に来日しました。着いてからハードではないが、1日2回の練習をしてきました。減量の意味もあって疲れない程度にやりました。(1勝1敗で迎える3度目の対決について)3回目の試合が出来ることを嬉しく思う。前回は私が負けているのでリベンジ出来るから。相手の手の内は知っているし、どうすれば勝てるかも予想が出来るのでやりやすいですね。
(初めて両者ノーダメージで闘う真の決着戦の意味もあるが?)前回、前々回とは違う、お互いにフレッシュな状態なので本当の実力が出せると思います。ただ、今までの闘いもトーナメントならフレッシュではなくダメージもある状態で闘うパターンは予想できることなので、それを負けた言い訳にはしたくない。今回は新しい別の試合と捉えているのでベストを尽くしたい」
また、大晦日の相手としてサワーが優勝することを魔裟斗が予想していることを聞くと、「前年のチャンピオンからそういう言葉をもらえるのはありがたい。しかし、リングの上で闘うのは自分自身だ。周りの評価は別として、全力を出していい結果を出したいと思います」と慎重な言葉。
優勝した場合、魔裟斗と闘うかとの質問には「そういう声も聞くが、一番大事なのはトーナメントでブアカーオに勝つこと。先を見ると集中できなくなる。一番大事なのはトーナメントなので、試合が終わってから考えたいと思う」と、名言は避けた。
また、サワーを魔裟斗引退試合の相手として推していた谷川貞治FEG代表は「優勝するしないではなく、明後日の大会でファンが納得する試合をやった選手が一番いいと思います。大会が終わったら即決めたいですね。魔裟斗選手のことだから、勢いでその場で“やろう”と言ってしまうかもしれないし。魔裟斗選手の感性に合わせます」とし、「もしかしたら魔裟斗選手が最後リングに上がって“やろう”と相手に言う可能性もある」と語った。
優勝予想としては「この4人の中に優弥君がいることが信じられない。彼には運があるのでひょっとしたらを期待しています。TBSのマラソンでも優勝したし、それがTBSの1週間で一番高い視聴率でした。いま運がある」と、山本優弥の運に賭けたい、とした。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2009
World
Championship Tournament FINAL」
2009年10月26日(月)神奈川・横浜アリーナ
開場16:30 開始18:00
※K-1甲子園は17:20開始予定
<全対戦カード>
▼第10試合 世界トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
山本×ペトロシアンの勝者
VS
サワー×ブアカーオの勝者
▼第9試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family/前RISE70kg級王者)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/Zambidis Club/2000年WOKA世界王者)
▼第8試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ/2008年世界準優勝)
VS
トゥファン“ストーム”サラフズン(イラン/ペルシアンZ/75kg級ワールドマーシャルアーツ王者)
▼第7試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
小比類巻太信(BRAVI RAGAZZI/2004&2005&2009年日本王者)
VS
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME/2006年世界3位)
▼第6試合 スーパーファイト 武田幸三引退試合 K-1ルール 3分3R延長1R
武田幸三(治政館/元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002年世界王者)
▼第5試合 スーパーファイト K-1ルール 62kg契約 3分3R延長1R
渡辺一久(フリー/元プロボクシング日本フェザー級王者)
VS
チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan/韓国ムエタイジュニアライト級王者)
▼第4試合 世界トーナメント リザーブファイト 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2006&2007年日本優勝)
VS
城戸康裕(谷山/2008年日本優勝)
▼第3試合 世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/2005&2007年世界王者)
VS
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004&2006年世界王者)
▼第2試合 世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
山本優弥(青春塾/2009年日本準優勝)
VS
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス/2009年WKNインターコンチネンタルオリエンタルルール王者)
▼第1試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/NJKFスーパーウェルター級王者)
VS
シュー・イェン(北京盛華国際武術クラブ/2005年中国山東省散打選手権70kg級王者)
▼オープニングファイト第4試合 K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
HIROYA(主催者推薦/2008年優勝/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/2年)
VS
日下部竜也(主催者推薦/2008年第3位/愛知県立豊田高校/2年)
▼オープニングファイト第3試合 K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
藤鬥嘩裟(関東地区Aブロック優勝/元J-NETWORKフライ級王者/勇志国際高等学校/2年) VS 石田勝希(主催者推薦/2009年全日本新空手道選手権大会軽中量級優勝/初芝立命高等学校/2年)
▼オープニングファイト第2試合 K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
嶋田翔太(主催者推薦/昨年第3位/私立西武台高校/3年) VS 秋元晧貴(中部地区優勝/愛知県立三好高等学校/2年)
▼オープニングファイト第1試合 K-1甲子園62kg級FINAL8 K-1甲子園ルール 3分3R
宮元啓介(関東地区Bブロック優勝/東野高等学校/2年) VS 野杁正明(主催者推薦/至学館高等学校/1年)
<チケット料金> SRS席 25,000円/SS席 15,000円/S席 10,000円/A席 6,000円
※当日券は16:00より会場チケット売り場にて販売
<テレビ放映>
10月26日(月)21:00〜22:54 TBS系列にて放送
<お問い合わせ>
チケットに関するお問い合わせ
キョードー東京 03−3498−9999 大会に関するお問い合わせ
FEG 03−3796−5060
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