7月24日(金)東京・お茶の水にある興義館にて、金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)が公開練習を行った。金原は8月2日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第九陣〜』の戦極フェザー級グランプリ2009準決勝で日沖発(ALIVE)と対戦する。
1年半前に同門の鹿又智成の紹介を受けて、週2で初代タイガーマスクの佐山サトル総監のもとで打撃練習を積んでいるという金原。
「朝起きて興義館に来るのが憂鬱になるぐらいなんですけど、ここでプレッシャーがある分、試合では大丈夫だと思うようになりましたね。総合の打撃を修得できていると思います」と普段の練習にプラスした興義館での特訓に手応えを感じているという。
現に興義館に通い始めてから金原の勢いは上昇。戦極出場権を懸けた今年2月にパンクラスでアライケンジを撃破すると、GPでキム・ジョンマン、ジョン・チャンソンと強豪韓国人選手を連破した。
現在金原に打撃を指導している2代目スーパータイガーも「今まで金原選手自身の中で消化し切れていなかったが、打撃の成果がアライ選手との試合から出てきたと思います。金原選手は柔術の選手だったのに今は打撃が凄くいい」と金原の打撃センスを太鼓判。
この日の公開練習では、スーパータイガーが持つミットに上下に散らすパンチのコンビネーションや、ハイキックを叩き込み、絶好調ぶりをアピールした。
今大会では二回戦前から対戦をアピールし、念願叶って日沖との対戦が決定。「“このヤロー、絶対にぶっ飛ばしてやろう”と思っていたが、彼に勝ちたいという思いだけじゃ練習を追い込めないと思ったので、力を貸してくれる練習仲間の分まで頑張ろうと思います」と改めて日沖戦への意気込みを語る。
日沖については「全てがお手本のような戦いをする選手。ジャブ、ロー打ってテイクダウンして決めるという基本しかありません。最先端の技術があるわけではなく、基本がしっかりしている点が強みですよね」と分析している。
日沖対策としては「興義館には大きい選手が揃っている」という利点を活かして、「ノッポ対策は十分です。内容は言えないですけど、当てればビックリするぐらい倒れる技があります。それが出たらやばいっすよ」と“エアポケット”という秘技を用意しているという。
「KO、一本にこだわるのではなく、日沖選手には判定でもいいので勝ちたいですね。“ここでやらなければいつやれるんだ”というぐらい交わることが出来ない相手。いつ決勝戦で動けなくてもいいと思っています。リザーブのチャンソンとはもう二度とやりたくないので(苦笑)、彼が上がってさえ来なければ、決勝戦に来る二人のことはどうでもいいですね。周りからは“絶対優勝だよね?”と言われるんですけど、日沖選手に勝つことと、優勝の二股は出来ません。決勝戦はおまけだと思っています」と今回は1日2試合という過酷なトーナメントだが、日沖戦に全力投球するとした。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」 2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ 開場14:00 開始16:00 <全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合) 戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者)
VS 廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場)
▼セミファイナル(第9試合) 戦極フェザー級グランプリ2009決勝戦 5分3R
日沖×金原の勝者 VS 小見川×サンドロの勝者 ▼第8試合 戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R
三崎和雄(GRABAKA) VS 中村和裕(吉田道場) ▼第7試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
藤田和之(藤田事務所) VS ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ(ブルガリア/SKアブソリュートブルガリア/韓国サンボ連盟) ▼第6試合 戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛(GRABAKA) VS ダン・ホーンバックル(アメリカ/McVicker's Martial Arts Academy) ▼第5試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二(フリー) VS クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT Squad) ▼第4試合 戦極フェザー級グランプリ2009 リザーブマッチ 5分3R
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT) VS マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack) ▼第3試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) ▼第2試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級2位・TKO世界フェザー級王者) VS
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
▼第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER) VS チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル) ▼オープニングファイト第3試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 ライト級決勝 5分2R
臼田育男(木口道場) VS 安藤晃司(和術慧舟會東京本部) ▼オープニングファイト第2試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 フェザー級決勝 5分2R
原井 徹(毛利道場) VS 大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手) ▼オープニングファイト第1試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 バンタム級決勝 5分2R
沼尻 健(木口道場) VS 小森亮介(吉田道場) <チケット料金>
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 ●戦極夏祭り
2009年8月2日(日)13:00〜 場所:さいたまスーパーアリーナ入り口付近会場内外 ●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館)
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