9月30日(木)東京・池袋のSRC本部道場にて記者会見が行われ、10月30日(土)東京・両国国技館で開催されるWVR『SRC15』の追加対戦カードが発表された。
昨年大晦日のDynamite!!に出場し、DREAMとの対抗戦で川尻達也と対戦し、惜しくも判定で敗れた横田一則(GRABAKA)が10ヵ月ぶりの復帰、ブライアン・コッブ(アメリカ/Team Pain and Sufffering)と対戦する。
この10ヵ月間の間、横田は腰のケガの回復に専念し、会見に同席した向井徹WVR代表からは「ケガが回復して以前よりも、更なる進化をしていると聞いています。横田選手は日本のライト級のトップ選手だと思うので、真騎士選手と同じく、この試合で勝ち残った選手が(現在空位の)チャンピオンシップに進む試合になると思います」と横田の活躍に期待を込める。
現在の腰の状態について聞かれた横田は「まだ完全ではないが、現在は9割5分まで治っています。言い訳になるので、言いたくないのですが……」と前置きしつつも、川尻戦の1カ月前に起こった驚愕の事実を告白。
本人によると、昨年11月25日のDynamite!!開催発表会見終了後、帰宅中に車にひかれたという。「今日と同じ格好(全身黒ずくめ)で家に帰っていたら、外灯がないところで車にひかれました。避けられるようなスピードじゃなく、自分のスピードを活かしてボンネットに手をついてジャンプしたら、5メートルぐらい吹っ飛びました。(腰から落ちる状態で着地し)腰痛椎弓骨折でした。手術も出来ないような箇所だったので、やっと5月に骨がくっ付きました。川尻戦のときは麻酔効かないで試合して、タックルされたら踏ん張れないし、寝かせられたらどうしようもなかったですね」。
対戦相手のコッブは、レスリングをベースとする選手。2007年3月にケージフォースで光岡映二と対戦したが、逆転の一本負け。その後、同年8月に修斗のアメリカ大会で富樫健一郎をTKOで倒し、修斗世界ランカーに名を連ねた。2009年2月にはUFC参戦を果たしており、現在までの戦績は16勝6敗。主催者を通して、「グラウンドやテイクダウンゲームでは面白くないので、しっかりとスタンドで勝負しよう」と挑発的なコメントを残している。
これを受けて横田は「スタンドで勝負してくれるならラッキーですね。打撃なら負けないし、テイクダウンされてチョークの体勢になっても極められない自信もある」と勝利に自信。
この一戦は「来年の開幕戦で予定している」(向井代表)というSRCライト級チャンピオンシップに絡むためにも、落とせない一戦となる。「これで勝ったら、真騎士選手とやりたいですね。(レオ・)サントスとやっても再戦になる。今は真騎士に注目が集まっているし、関係者、ファンも(真騎士との対戦は)望んでいるカード。そういう流れになれば面白いですね」と真騎士との王座決定戦を強くアピールした。
「戦慄のマイクパフォーマンスも期待していて下さい」と毎度おなじみとなった試合後のマイクアピールにも注目してほしいという。今回は短めのあいさつで終わるのか。試合を含め、“横田劇場”に注目が集まる。
ワールドビクトリーロード
「SRC15」
2010年10月30日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始15:00(予定)
<追加決定カード>
▼SRCライト級ワンマッチ
横田一則(GRABAKA)
VS
ブライアン・コッブ(アメリカ/Team Pain and Sufffering)
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ
高橋義生(SRC本部道場)
VS
イ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
<決定対戦カ−ド>
▼SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝
中村K太郎(和術慧舟會東京本部/ADCC2009世界4位)
VS
和田拓也(SKアブソリュート/第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
▼SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝
奥野“轟天”泰輔(CAVE)
VS
Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
▼SRCライト級ワンマッチ
真騎士(SRC育成選手/第3代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
レオ・サントス(ブラジル/ノヴァウニオン/ブラックベルトGPライト級優勝)
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ
泉浩(プレシオス/2004年アテネ五輪柔道90kg級銀メダル)
VS
ジェームス・ジキック(イギリス/LONDON SHOOT FIGHTERS/第4代Cage Rage世界ライトヘビー級王者)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
井上学(U.W.F.スネークピットジャパン/初代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
VS
高橋 渉(Laughter7)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/第6代修斗世界ライト級王者)
VS
佐藤将光(坂口道場一族)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
中原太陽(和術慧舟會GODS)
VS
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
<チケット料金>
VIP席 30,000円(パンフレット付)
ロイヤル雷電シート 30,000円(2名1マス)
マスRRS席 20,000円(2名1マス)
マスSS席 16,000円(2名1マス)
S席 5,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
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