10月7日(木)東京・池袋のSRC本部道場にて、10月30日(土)東京・両国国技館で開催されるWVR『SRC15』の記者会見が行われ、最終追加対戦カードとして金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)VSチェ・ドゥホ(韓国)が発表された。
6月の「SRC13」で挑戦者マルロン・サンドロ(ブラジル)と対戦しKO負けを喫した金原。SRCフェザー級王座から陥落して4カ月ぶりの復帰戦を迎えることになった。
「6月から色んなことを考えさせられて心が折れそうになったこともありました。今は自分のケツを叩いていて、まだ完成されていない部分もあります。でも6月までにやってきたことで試合ではまだ出せていない部分もあるので、そこを見せていきたいと思います。サンドロに崖に落とされたので、もう一回這い上がって頑張りたいと思います」と再起を誓う。
僅か38秒という短時間でサンドロに敗れたことに関しては、「ショックという簡単な言葉では表せないものがありました。約1カ月弱は、脳にダメージがあったし全く練習していません。少し練習をしたらケガをしてしまい、合計2カ月は休みました。考えれば考えるほどネガティブになっていましたね」とかなり落ち込んでいたという。
しかし、「
(8月の)三崎(和雄)選手の試合を見て、メインのタイトルマッチではああいう試合を見せないといけないと感じました。自分に期待してくれた関係者やファンに申し訳ない思いでいっぱいでしたね。これからは勝っても負けても心に残る試合をしたいと思いました」と格闘技界の歴史に残る名勝負となったジョルジ・サンチアゴVS三崎和雄の一戦に多大な影響を受けたことを明かした。
「これで(格闘技を)辞めることは簡単なこと。ベルトがなくなって楽になった部分もあるし、またベルトを獲りたいと考えるなりました。立ち直るきっかけとしては、仲間の試合を見ていて、俺も頑張ろうと思うようになりましたね。仲間の存在はでかいと思いました」。
対戦相手のドゥホは現在19歳の韓国期待の新鋭。6月のSRCに初参戦し、それまで7戦無敗だった臼田育男に初黒星をつけた。その後、グラジエーター、DEEPに参戦しTKO勝利を飾っている。
金原は「臼田選手に勝った人という印象しかありません。自分の試合前だったから見ていないし、それなりに打撃が強く、立つのもうまいと聞きました。若くて勢いがあると思います。自分が若いものの踏み台になるつもりはないですし、大きく構えたいと思います」と特に問題はしていない様子を見せる。
9月25日のDREAM名古屋大会では、実際に会場にいたという金原は「ある2名の選手が『フェザー級の主役はオレだ!』と言っていましたが、『オレもだ!』と言えないのが嫌でしたね。自分たちがやっていることが1番強いんだというのは、譲りたくない」と他団体を含むフェザー級の主役の座を取り戻したいとした。先々のサンドロへのリベンジを含め、金原の今後に注目が集める。
ワールドビクトリーロード
「SRC15」
2010年10月30日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始15:00(予定)
<追加決定カード>
▼SRCフェザー級ワンマッチ
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
VS
チェ・ドゥホ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
<決定対戦カ−ド>
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ
泉浩(プレシオス/2004年アテネ五輪柔道90kg級銀メダル)
VS
ジェームス・ジキック(イギリス/LONDON SHOOT FIGHTERS/第4代Cage Rage世界ライトヘビー級王者)
▼SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝
中村K太郎(和術慧舟會東京本部/ADCC2009世界4位)
VS
和田拓也(SKアブソリュート/第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
▼SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝
奥野“轟天”泰輔(CAVE)
VS
Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
▼SRCライト級ワンマッチ
真騎士(SRC育成選手/第3代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
レオ・サントス(ブラジル/ノヴァウニオン/ブラックベルトGPライト級優勝)
▼SRCライト級ワンマッチ
横田一則(GRABAKA)
VS
ブライアン・コッブ(アメリカ/Team Pain and Sufffering)
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ
高橋義生(SRC本部道場)
VS
イ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
井上学(U.W.F.スネークピットジャパン/初代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
VS
高橋 渉(Laughter7)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/第6代修斗世界ライト級王者)
VS
佐藤将光(坂口道場一族)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝
中原太陽(和術慧舟會GODS)
VS
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
<チケット料金>
VIP席 30,000円(パンフレット付)
ロイヤル雷電シート 30,000円(2名1マス)
マスRRS席 20,000円(2名1マス)
マスSS席 16,000円(2名1マス)
S席 5,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
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