Zuffa
「UFC122」
2010年11月13日(土・現地時間)ドイツ・オーバーハウゼン ケーニッヒ・ピルスナー・アリーナ
<主な試合結果>
▼メインイベント(第10試合) ミドル級 5分3R
○岡見勇信(和術慧舟會)
判定3−0 ※29−28、30−27、29−28
●ネイサン・マーコート(アメリカ/ジャクソンズ・サブミッション・ファイティング)
UFC戦績9勝2敗の岡見は、現在“UFCのタイトルに最も近い日本人”。対するマーコートはUFC戦績9勝3敗の元パンクラスミドル級王者。この試合の勝者はミドル級タイトル挑戦権が与えられると言われている。岡見は最大のチャンスをモノにすることが出来るのか。
1R、じりじりと前に出る岡見。そのままプレッシャーをかけた岡見がタックルに行くと、マーコートはがぶりフロントチョークへ。岡見は首をひっこ抜いて下になる。そしてマーコートの腕をかんぬき状態で捕らえた。ガッチリ上から押さえ込むマーコート。岡見の立ち上がるのを狙って、マーコートは再びフロントチョークへ。
首を抜いた岡見はうまく上のポジションを奪う。マーコートを金網に押さえつけながらこつこつとパンチ。密着するマーコートは一瞬の隙をついて立ち上がる。スタンドから再開。岡見は圧力をかけ、ワンツーから胴タックル。マーコートは耐えるが、岡見はようやくテイクダウンに成功したところでゴング。
2R、岡見はプレッシャーをかけタックルも、マーコートはかわす。今度はマーコートが片足タックルを仕掛けたが、岡見は耐える。岡見は胴タックルで金網に押し込む。足をかけてテイクダウンを狙うも、ヒザを入れながら上になったのはマーコート。岡見は立ち上がりながら距離を取る。そして左ストレートを入れ、組み付くと片足タックル。差し合いの攻防の中、岡見は胴タックル。マーコートは倒れない。距離を取る両者。岡見はワンツーを入れるが、マーコートはうまく逃げる。岡見の飛びヒザに、マーコートはカウンターで右ストレートをクリーンヒット! 岡見が左ストレートを返したところでゴング。
3R、岡見は右ジャブで距離を取りながら左ストレート。マーコートはぐるぐる回りながら様子を探る展開。岡見は左ストレート、右ジャブ。マーコートは鼻血。岡見はワンツーから右ジャブ、左ストレートと圧力をかけ主導権を握る。マーコートは左ジャブを返す。そしてスイッチしながら攻撃を返すマーコートはアッパー、フックと連打でまとめる。マーコートはタックルを仕掛け、テイクダウンに成功。下になった岡見だったが、うまく立ち上がり距離を取る。岡見は左ジャブからワンツー。疲れの見えるマーコートは手数が減る。残り時間わずかのところで、岡見はタックル。お互いに差し合いの攻防へ。ここで終了のブザー。
判定で岡見が勝利。「今日はいい経験になりました。今度はチャンピオンシップを狙いたいと思います」とマイクアピールした。
▼セミファイナル(第9試合) ライト級 5分3R
○デニス・シバー(ロシア)
一本 1R ※チョークスリーパー
●アンドレ・ウィナー(グレナダ セント・ジョージズ)
1R、ローを出すシバーに対し、ウィナーは飛びヒザ。シバーはこつこつと左ローを入れる。ウィナーもローを返す。そして飛び込みながら左フック。シバーはカウンターの左フック。距離を取る両者。シバーは左ロー。ウィナーはフルスイングの左右フックで前に出る。シバーも思い切りのいい左フック。シバーは左ジャブを飛ばしつつ、ワンツー。ウィーナーが突進したところで、シバーはカウンターの左フック! これをアゴに喰らったウィナーはバッタリと倒れる。シバーはパウンド連打! そのままバックを奪うとチョークスリーパーで仕留めた。
▼第8試合 ウェルター級 5分3R
○アミール・サドラー(アメリカ)
判定
●ペーター・ソボッタ(ドイツ)
1R、軽く打撃を交錯させる中、ソボッタが組み付く。いったん放れると、今度はサドラーが組み付いて金網際での攻防に。ソボッタが押し返し左ハイ。サドラーは圧力をかけ、ガードを固めながらロー、飛びヒザ。ソボッタはサドラーのハイをスウェーでかわし、バックを奪う。サドラーは正面に体を戻すとヒザを入れる。お互いに差し合いの攻防へ。ソボッタは片足タックルを狙うが、サドラーは倒れない。ここで放れると、サドラーは前蹴りを出しながら前進したところでゴング。
2R、お互いにローで探り合い。サドラーは右ハイから前蹴り。ソボッタはバックスピンキック。サドラーは上下に散らす左ジャブ、飛び込みながらの右ストレート、右ハイ。そして組み付こうとするが、ソボッタは離れる。ソボッタは片足タックルを仕掛けるも、サドラーはうまく回避。サドラーはワンツーで飛び込むが、ソボッタは距離を取る。サドラーのローがいいタイミングで入り、ソボッタはなかなか前に出られない。ソボッタはハイキックを出すとローを合わせられ倒れてしまう。立ち上がったソボッタに、サドラーは変わらず左ローを入れる。サドラーは三日月蹴りのような前蹴りを突き刺すと、ソボッタは効いたか前のめりに倒れ込んだところでゴング。
3R、サドラーは左ロー、ソボッタは後ろ廻し蹴り。サドラーのローに合わせて、ソボッタは左ストレート。サドラーはじりじりと距離を詰め右ハイ、左ロー。そして前蹴りを放つと、ソボッタはその足をキャッチしテイクダウン狙いへ。金網際での攻防。離れたサドラーは左ロー。ソボッタはワンツーを返すのがやっと。サドラーはワンツーで追い込む。ヒザ、ハイと畳みにかかるが、ソボッタはタフネスぶりを見せワンツーを返す。最後にサドラーが前蹴りを出したところでゴング。
サドラーが判定勝ちした。
▼第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○クシシュトフ・ソシンスキー(ポーランド)
判定3−0
●ゴラン・レルジッチ(クロアチア)
※今大会の模様は11月14日(日)18:00よりWOWOWにて放送
リピート放送は11月19日(金)16:00
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