7月30日(木)都内ホテルにて、クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT Squad)が公開練習を行った。フレンチは8月2日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第九陣〜』で光岡映二(フリー)と対戦する。
「今回は大切な試合なので、自分の中で一つも不安のない状態で挑みたかった」というフレンチは、最高のパートナーである兄を連れて早めの来日。
その兄は10年間もプロで活躍している選手。フレンチいわく、「自分が格闘技を始めるきっかけになった人であり、誰よりも自分のことを理解してくれる。今回は私にとって大切な試合ということも理解してくれ、時間を作って一緒に来てくれたんだ」。
2006年11月の『PRIDE武士道』で日本デビュー。青木真也と対戦し敗れたフレンチ。2008年8月の「戦極ライト級グランプリシリーズ2008」で北岡悟と対戦するも、アキレス腱固めを食らい31秒の一本負け。日本で二連敗ともはや後がない状態だけに、今回のフレンチは気合十分だ。
「昨年の自分とは全く違うファイターに成長を遂げている。北岡選手との試合は器用なレッグロックなどに翻弄されてしまって、自分もどう対応すればよいかわからない準備不足な部分もあった。あの後に、日本の格闘技ではレッグロックのような技も多用されていることを学んで、それの対処法なども練習した。グラウンドポジションに持ち込まれても集中力を切らさず、落ち着いて動くということが大切だということがよくわかったよ。今回はKOでも一本でも、できればフィニッシュまで持っていきたい」
対戦相手の光岡については「タフなファイター。光岡は右が得意で、私は左が得意。でも私は左右どちらでも自信がある。彼の右と私の左右がぶつかり合う、本当の意味でのバトルになる」とコメント。
続けて、「彼の弱点や得意としている部分なんかも研究できた。早い試合にはならないだろう。どちらにとっても怪我をするダメージの大きい試合になると予想しているよ。彼も私の試合を見て研究してきただろうけど、自分は彼にまだ見せていない部分も持ち合わせているし、レスリングのグラウンドテクニックも私の方が勝っているという自信がある」と秘策があることを明かしながら、自信を見せていた。
その自信を裏付けするように、5分5Rのスパーリングを披露し、仕上がり具合の良さをアピールしている。
現在フレンチは、プロ格闘家以外にも、8月末から小学校でのコンピューターの先生を兼務するという。「ここ5年間は格闘家としてプロでやってきたけど、大学で取得した学位もあるので、教育実習をして資格を取った。新学期から1年契約だけど小学校でコンピューターを教えるんだ。アメリカの学校は休みが多いので、年間3〜4試合できると思う」。
教師と格闘家の二足のわらじを履くフレンチ。光岡戦に勝利して、戦極ライト級戦線に一気に名を挙げるのか。
写真&情報提供:戦極
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合) 戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
北岡 悟(パンクラスism/王者)
VS
廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場/挑戦者)
▼セミファイナル(第9試合) 戦極フェザー級グランプリ2009決勝戦 5分3R
日沖×金原の勝者 VS 小見川×サンドロの勝者 ▼第8試合 戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R
三崎和雄(GRABAKA) VS 中村和裕(吉田道場) ▼第7試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
藤田和之(藤田事務所) VS ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ(ブルガリア/SKアブソリュートブルガリア/韓国サンボ連盟) ▼第6試合 戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛(GRABAKA)
VS ダン・ホーンバックル(アメリカ/McVicker's Martial Arts Academy) ▼第5試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二(フリー) VS
クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT
Squad)
▼第4試合 戦極フェザー級グランプリ2009 リザーブマッチ 5分3R
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT) VS マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack) ▼第3試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) ▼第2試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級2位・TKO世界フェザー級王者) VS
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
▼第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER) VS チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル) ▼オープニングファイト第3試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 ライト級決勝 5分2R
臼田育男(木口道場) VS 安藤晃司(和術慧舟會東京本部) ▼オープニングファイト第2試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 フェザー級決勝 5分2R
原井 徹(毛利道場) VS 大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手) ▼オープニングファイト第1試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 バンタム級決勝 5分2R
沼尻 健(木口道場) VS 小森亮介(吉田道場) <チケット料金>
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 ●戦極夏祭り
2009年8月2日(日)13:00〜 場所:さいたまスーパーアリーナ入り口付近会場内外 ●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館)
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