10月26日(火)東京・池袋にあるSRC本部道場にて、高橋義生(SRC本部道場)が公開練習を行った。高橋は10月30日(土)東京・両国国技館で開催されるWVR『SRC15』でイ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)と対戦する。
3分1Rのマススパーを行った高橋。パートナーを務めたSRC育成選手の田中章仁を相手に、鋭い左ジャブから一気に飛び込んではフックにつなぐ。途中、気持ちが乗って熱くなってしまったか、高橋は強烈なフックをぶち込むなど激しいスパーも見せた。
絶好調をアピールした高橋は、現在の練習環境を説明。この日はパンクラスismの近藤有己やアライケンジが一緒に練習に参加しており、「昔から付き合いのあるパンクラスの連中が来てくれて助かっています。あとは、SRC本部道場のインストラクターたちが親身に教えてくれて多彩になりました。富樫(健一郎)からは柔術を、湯浅(麗歌子)からは寝技になったときの体の動かし方を習いました」という。
しかし、「自分にとってはそういうことは関係ないといえば、関係ないのかも(笑)。使えるときは使いたいけど」と、これまでと同じく打撃勝負に出る。
「僕はアマチュアレスリングベースですが、ボクシング歴は16年になります。アマレスよりも競技歴は長くなっているし、自分の根本は打撃にあります。誰が相手でも、ゴングがなったら打撃から勝負になる。組み技から始めることはありません。打撃戦を制して終わらせるのがベスト。秒殺という言葉を作ったのは、パンクラスの旗揚げメンバー。秒殺と言う言葉をきっちり出していきたい」と1993年のパンクラス旗揚げメンバーの一人である高橋は“秒殺”を狙うという。
対戦相手のチャンソプは、2007年韓国の総合格闘技イベントKPWライトヘビー級トーナメント優勝を飾り、6月のSRC13でSRC初参戦。泉浩と対戦したが、無念のTKO負けを喫しており、今回に懸ける意気込みは並々ならぬものがある。
高橋は「今まで自分は怪物とたくさんやってきているし、経験はあります。相手のことよりも自分の技術を試合に向けて作ることの方が大事です」とチャンソプ対策は特にない。
1991年にプロフェッショナルレスリング藤原組入りし、プロ20年。総合は18年目のキャリアとなるが、「総合のキャリアを20年に伸ばしたいですね。30年半ばの頃よりも練習しているし、前にガンガン攻めていた頃よりも、今は頭を使って考えて戦うようになりました。年齢は気になりません。僕は今大会でも一番の年上なので、ガンガン前に出る姿を見せないといけないと思います」と若い世代の選手たちのお手本になる試合もしたいとも。
チャンソプ戦後の具体的な目標について訊かれると、「今が満足出来ていないので、腹の底から笑えるような毎日を過ごせるぐらいになりたいですね。そうなるために今は苦しい思いをしています。同世代の人は一人ずついなくなっては、戻ってくる人もいます。僕は結構、地獄を味わってきたけど、どんなときでも歯を食いしばってやってきた意地があります。それをみんなにわかってもらいたい」と熱い意気込みを語っていた。
ワールドビクトリーロード
「SRC15」
2010年10月30日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始15:00(予定)
<全対戦カ−ド>
▼メインイベント(第11試合)SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
泉浩(プレシオス/2004年アテネ五輪柔道90kg級銀メダル)
VS
ジェームス・ジキック(イギリス/LONDON SHOOT FIGHTERS/第4代Cage Rage世界ライトヘビー級王者)
▼セミファイナル(第10試合)SRCライト級ワンマッチ 5分3R
横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者)
VS
ブライアン・コッブ(アメリカ/Team Pain and Sufffering)
▼第9試合 SRCライト級ワンマッチ 5分3R
真騎士(ベネズエラ/SRC育成選手/第3代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
國奥麒樹真(フリー/第2代ミドル級&初代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
▼第8試合 SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST/初代SRCフェザー級王者)
VS
チェ・ドゥホ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼第7試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝 5分3R
中村K太郎(和術慧舟會東京本部/ADCC2009世界4位)
VS
和田拓也(SKアブソリュート/第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
▼第6試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝 5分3R
奥野“轟天”泰輔(CAVE)
VS
Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
▼第5試合 SRCライトヘビー級ワンマッチ
高橋義生(SRC本部道場/初代ヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
イ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼第4試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
中原太陽(和術慧舟會GODS)
VS
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
▼第3試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/第6代修斗世界ライト級王者)
VS
佐藤将光(坂口道場一族)
▼第2試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
VS
高橋 渉(Laughter7)
▼第1試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
井上学(U.W.F.スネークピットジャパン/初代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
<チケット料金>
VIP席 30,000円(アリーナ・特典付付)
ロイヤル雷電シート 30,000円(2名1マス)
マスRRS席 20,000円(2名1マス)
マスSS席 16,000円(2名1マス)
S席 5,000円
<チケット発売場所>
イープラス
http://eplus.jp/src/(PC&携帯)
全国ファミリーマート店頭
チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード817-340)
http://pia.jp/t
チケットぴあ、サークルK・サンクス、ファミリーマート店頭
ローソンチケット
0570-084-003(Lコード38908)
http://l-tike.com
全国ローソン店頭Loppi
CNプレイガイド
0570-08-9999
http://www.cnplayguide.com/
全国ampm、セブンイレブン、CNステーション店頭
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗あり
※受付時間は店舗により異なる
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
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