10月30日(土)東京・両国国技館で開催されるWVR『SRC15』の第5試合、SRCウェルター級グランプリシリーズ2010準決勝で奥野“轟天”泰輔(CAVE)と対戦するYasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo) が、28日(木)都内にて試合への意気込みを語った。
前回8月22日に行われた1回戦では、高木健太のバックブローをカウンターでキャッチしてヘッドロック風のチョークで一本勝ちを奪うという離れ技を見せた榎本。その技をスクリアード・チョークと名付けたという。
「学校(スクール)で何か悪いことをした時に、先生に抑え込まれた時のような形だから」と名前の由来を説明し、「また新しいニンジャ技が出来たらいいと思っているよ」と笑った。
対戦する奥野については非常に評価が高く、「彼の攻撃的なファイトスタイルは好きだ。凄く闘志溢れる人で前の試合も応援しながら見ていたんだよ。彼のKOするパワーは警戒しないといけないね。僕にもKOするパワーがあるけれど、とにかくガードを下げないように注意して彼の全てに気をつけないといけない」と、危険な相手だと評する。
奥野のバックボーンである空手についても「僕も空手は好きなんだ。僕自身、7歳の時に1年間くらい習ったことがあり、空手にはリスペクトを持っている。空手家は身体を打たれることに慣れているから、攻撃をもらうことに対して怖さを感じることがない。そのことは脅威に感じる」と警戒。
「アンディ・フグは空手出身で、どんな相手でもKOしている。そういう優れた選手はバックボーンが空手だろうとムエタイだろうと関係ないんだ。僕も子供の頃にやっていた空手を16〜17歳くらいまで続けることが出来ていたなら、もっと自分のスタイルが確立できていたと思う。空手を続けることが出来なかったのは今でも残念です」
そこまで榎本が空手について熱く語るのは、母国スイスの英雄である故アンディ・フグの存在があったからだった。
「アンディのことはもちろん尊敬しています。彼は伝説の人物です。彼のような国民的ヒーローになれたら素晴らしいと思うけれど、今の僕がそれを言ったら笑われるだけ。そんなことを口にすることさえおこがしい。僕が新しいアンディ・フグになるなんて、言うだけで恥ずかしいよ。それくらい彼は偉大な人だし、尊敬しています」
しかし、と榎本は言葉を続けた。「自分は彼のようにはなれないかもしれないけれど、彼が“青い目のサムライ”と言われたように、僕のこともサムライだと日本の人たちに思ってもらえたら凄く嬉しいです」。
尊敬するアンディ・フグに一歩でも近づくためにも、トーナメント制覇は榎本にとって何が何でも成し遂げたい目標であるようだ。
ワールドビクトリーロード
「SRC15」
2010年10月30日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始15:00
<全対戦カ−ド>
▼メインイベント(第10試合)SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
泉浩(プレシオス/2004年アテネ五輪柔道90kg級銀メダル)
VS
ジェームス・ジキック(イギリス/LONDON SHOOT FIGHTERS/第4代Cage Rage世界ライトヘビー級王者)
▼セミファイナル(第9試合)SRCライト級ワンマッチ 5分3R
横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者)
VS
ブライアン・コッブ(アメリカ/Team Pain and Sufffering)
▼第8試合 SRCライト級ワンマッチ 5分3R
真騎士(ベネズエラ/SRC育成選手/第3代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
國奥麒樹真(フリー/第2代ミドル級&初代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
▼第7試合 SRCライトヘビー級ワンマッチ
高橋義生(SRC本部道場/初代ヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
イ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼第6試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝 5分3R
中村K太郎(和術慧舟會東京本部/ADCC2009世界4位)
VS
和田拓也(SKアブソリュート/第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
▼第5試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 準決勝 5分3R
奥野“轟天”泰輔(CAVE)
VS
Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
▼第4試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
中原太陽(和術慧舟會GODS)
VS
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
▼第3試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/第6代修斗世界ライト級王者)
VS
佐藤将光(坂口道場一族)
▼第2試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
VS
高橋 渉(Laughter7)
▼第1試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 準々決勝 5分2R
井上学(U.W.F.スネークピットジャパン/初代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
<チケット料金>
VIP席 30,000円(アリーナ・特典付付)
ロイヤル雷電シート 30,000円(2名1マス)
マスRRS席 20,000円(2名1マス)
マスSS席 16,000円(2名1マス)
S席 5,000円
<チケット発売場所>
イープラス
http://eplus.jp/src/(PC&携帯)
全国ファミリーマート店頭
チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード817-340)
http://pia.jp/t
チケットぴあ、サークルK・サンクス、ファミリーマート店頭
ローソンチケット
0570-084-003(Lコード38908)
http://l-tike.com
全国ローソン店頭Loppi
CNプレイガイド
0570-08-9999
http://www.cnplayguide.com/
全国ampm、セブンイレブン、CNステーション店頭
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗あり
※受付時間は店舗により異なる
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
|